アメリカのフロリダ州オーランドにある、世界最大級の敷地面積を誇るディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)」。
ウォルト・ディズニー社100周年の今年、6歳と4歳の子どもたちと共に4つのパークを取材しました。
WDWの子連れ情報やおすすめアトラクションをご紹介します!!
4つ目にご紹介するパークは、”実験的未来型都市”を意味するテーマパーク「エプコット(EPCOT)」
ウォルト・ディズニーが構想した近未来の地球と世界文化を体感できる世界で唯一のパークです。
『アナと雪の女王』や『レミーのおいしいレストラン』など身長制限なしの大人気アトラクションも豊富で、小さな子連れにもぴったりのパークです!!
© 2023 Disney © 2023 Disney/Pixar ©2023 MARVEL
目次
近未来の世界や世界旅行気分を楽しめる「エプコット」
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで2番目、1982年10月1日にオープンした「エプコット」。実験型未来都市(Experimental Prototype Community of Tomorrow)の頭文字をとってEPCOTと名付けられました。
パークのシンボルはこの巨大な地球型の建物! 近未来の地球と世界の文化をテーマにウォルト・ディズニーが自ら構想したパークで、現在大規模リノベーション中でさらに進化を続けています。
パークの大きさはなんと、マジックキングダム・パークの2倍!
「ワールド・セレブレーション」「ワールド・ディスカバリー」「ワールド・ネイチャー」「ワールド・ショーケース」の4つのエリアに分かれています。
中でも「ワールド・ショーケース」では世界11カ国のパビリオンがあって(メキシコ、ノルウェー、中国、ドイツ、イタリア、アメリカ、日本、モロッコ、フランス、イギリス、カナダ)、その国の文化や食事を楽しめ、まるで万博に来ているような世界一周気分を楽しめます!
「エプコット」の子連れおすすめアトラクション
エプコットは他のパークに比べてアトラクションの数が多くなく、大人気アトラクションが多いため行列必至!子連れにおすすめのアトラクションを身長別にご紹介します。
子どもが身長が足りなくても「ライダースイッチ(Rider Switch)」というシステムを利用すれば、大人が交代で楽しめますよ。楽しみ方のポイントをご紹介します。
【身長制限なし】で乗れるおすすめアトラクション
レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー(Remy’s Ratatouille Adventure)
ディズニー&ピクサー映画『レミーのおいしいレストラン』の4Dアトラクション「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」。2021年にオープンした大人気アトラクションです。
ゲストは、シェフ・レミーのサイズになって、映画で登場するグストーのレストランを駆け巡ります。3D映像に加えて、オーブンの熱や冷蔵庫の冷気、さらにはおいしそうな料理の匂いも体感できます!
大人気のアトラクションとあって、ポイントは朝イチに乗ること。映画の舞台にちなんで、ワールドショーケースのフランス館にあります。
フランス館はメインエントランスから真反対の位置にあるので、インターナショナルゲートウェイ(ワールド・ショーケース側の入り口)から入園すると、移動距離も短く、素早く向かえます。
ディズニー直営ホテルに宿泊すると通常より30分早く入園できますよ。
フローズン・エバー・アフター (Frozen Ever After)
『アナと雪の女王』をテーマにした世界初のライドアトラクションです。ワールドショーケースのノルウェー館にあります。
映画の舞台となったアレンデールの世界を古代ノルウェー船に乗ってアレンデールからノース・マウンテンへと向かいます。登場キャラクターを眺めながら穏やかなライドかと思いきや、後半にはスリリングな展開も待っているので名曲と共に大興奮間違いなし!
同じくノルウェー館には、アナ&エルサのグリーティングもあるので是非一緒に楽しんでください♡
朝イチで「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」に乗った後に、ノルウェー館に向かうとスムーズです。
「モアナと伝説の海:ジャーニー・オブ・ウォーター」(Journey of Water, Inspired by Moana)
2023年にオープンしたばかりのディズニーパーク初の『モアナと伝説の海』をテーマにしたインタラクティブな屋外トレイル。緑豊かな探検トレイルで生命が宿る魔法の水に触れることができます。
ウォークスルー型で、子どもの水遊びスポットとしてもおすすめ!!マイナスイオンを感じられる癒しスポットです。
最後には映画に出てくる母なる女神の島テ・フィティの神秘的な姿も見られます。
シー・ウィズ・ニモ&フレンズ (The Seas with Nemo & Friends)
ディズニー・ピクサー映画『ファインディング・ニモ』をモチーフにしたこのアトラクション。
貝殻型のライドに乗り込んだら、ニモや仲間達が泳いでいる「ビッグ・ブルー・ワールド」へ降下!
ライドの後は、海中水族館で映画に登場する魚たちやウミガメなど海の生き物を観察できます。
【身長102cm以上】で乗れるおすすめアトラクション
テストトラック (Test Track)
ディズニー最速の最高速度105kmのスピードで走り抜ける爽快ライド型アトラクション!
乗車前に、自分で車をカスタムデザインして性能をチェックする体験も!
日本語にも対応しており、ゲーム感覚で楽しめます。
ソアリン (Soarin’ Around the World)
日本でも大人気のハングライダー式のアトラクション。
壮大なパノラマ映像で世界中の遺跡や大自然の上空を巡り、風や香りを感じながら本当に空を飛んでいるような没入感を堪能できます。
【身長107cm以上】で乗れるおすすめアトラクション
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:コズミック・リワインド (Guardians of the Galaxy: Cosmic Rewind)
©Disney ©2023 MARVEL
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の壮大さと楽しさを再現したスリル満点のコースター。
2022年5月にオープンしたばかりのエプコット最新アトラクションです。
ディズニー初となる後ろ向きに発進する、世界でも最長レベルの屋内ローラーコースターです。さらに座席も360度回転し迫力満点!
現在、通常のスタンドバイはできず、「バーチャルキュー(公式アプリ内でアトラクションの待ち列に並べるシステム)」を取るか、「インディビジュアル・ライトニングレーン(有料の個別ファストパスのようなシステム)」を購入する必要があります。
「ワールド・ショーケース」で日本や世界各国を巡ろう!
広大なラグーンを囲むように世界11か国のパビリオンが並ぶ「ワールド・ショーケース」
ディズニー映画の舞台やディズニーリゾートがある国々がピックアップされ、その中には日本も!
それぞれの国の建物や食事、ショーやアトラクションが楽しめます。
また、そこで働くキャストは、エリア出身のキャストばかりなので、世界旅行さながらの気分で巡れます。
各国でその国のステッカーをもらえるKids Fun Shopというブースは子どもが喜ぶポイント!
世界中のシールを集めて回るのも楽しいですね。
メキシコ館
メキシコのピラミッドの中は、夜のメキシコの街が広がります。
映画『三人の騎士』をテーマにしたドナルドのアトラクションがあったり、映画『リメンバー・ミー』の音楽やキャラクターも沢山登場しますよ。
ノルウェー館
映画『アナと雪の女王』のアトラクションやグリーティング、ショップが人気のパビリオン。
また、シンデレラやベル・オーロラ姫や白雪姫など人気プリンセスにあえるキャラクターダイニング「アケシュース・ロイヤル・バンケット(Akershus Royal Banquet Hall )」は予約必須の大人気ダイニングです。
中国館
中国のカラフルな建物が並ぶ中国館。
中華料理のダイニングや、上海ディズニーランドの展示も楽しめます。
ドイツ館
映画『白雪姫』の舞台でもあるドイツ。そんなドイツ館といえば、ドイツビール!
エプコットの楽しみ方のひとつが、アルコールを片手に楽しめること。大人の長蛇の列ができていました。
イタリア館
水の都ヴェネツィアのサン・マルコ広場やローマのトレビの泉などの名所を再現。
本格的なイタリア料理や窯焼きピザ、ジェラードなどのダイニングも充実しています。
アメリカ館
©Disney
開拓時代の市庁舎のような建物には独立戦争時の展示物やアメリカ史をダイジェストで学ぶシアターがあります。
大きなBBQレストランやターキーレッグの屋台も。
日本館
我らが日本館!!ラグーン上には厳島神社の鳥居があり、日本庭園や五重塔、立派なお城が並びます。
屋内にはデパート「三越」の店舗や日本食レストランがあり、屋台では日本酒やかき氷を売っていました。
日本人のスタッフの方にパークのおすすめ情報なども教えてもらえますよ。
モロッコ館
©Disney
アフリカから唯一のパビリオン。世界遺産フェズの旧市街を再現したエキゾチックな街並みです。
見事なタイルの建築やバザールやカフェを楽しむことができます。
フランス館
©Disney
映画『レミーのおいしいレストラン』のアトラクションを始め、本格フレンチレストランやカジュアルなフレンチを楽しむことができます。
映画『美女と野獣』もフランスが舞台です。
イギリス館
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4地域の魅力を凝縮したパビリオン。
映画『ふしぎの国のアリス』のグリーティングもあります。映画『ピーターパン』もイギリスが舞台。
フィッシュ&チップスのレストランがあったり、イギリスを代表する紅茶のショップも。
カナダ館
©Disney
ナイアガラの滝やフラワーガーデンなど、カナダの大自然を楽しめます。
カナダの名所を紹介する360度円形スクリーンを使った映像型アトラクションもあります。
【tips】ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのおすすめの巡り方
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートには、「マジックキングダム・パーク」「エプコット」「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」「ディズニー・アニマルキングダム」の4つのテーマパークがあります。
滞在日数に応じてスケジュールを組むと思いますが、日程に余裕があれば1日1パークを楽しむスケジュールで、5日間パークで楽しむ日があると安心です。(1日1パーク+予備日)
各パークそれぞれで人気アトラクションやエンターテインメントがあり、網羅しようと思うと、丸1日必要です。
パークホッパーチケットを購入した場合は、午後2時以降になると同じ日に複数のパークへ移動可能ですが、日本と違ってパークがそれぞれ点在し移動時間がかかります。
パーク〜ホテルや、パーク間の移動手段
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内の交通機関は、シャトルバス、モノレール、ボート、ディズニー・スカイライナーの4種類です。全て無料で、パークの営業終了時間まで利用できます。
シャトルバスはパーク間、ホテル〜パークを網羅していますが、モノレール、ボート、ディズニー・スカイライナーは一部のパーク間しか繋がっていないので、移動の際には注意が必要です。
エプコットで近未来と世界旅行気分を楽しもう
迫力満点のアトラクション、魅力的な各国パビリオンと1日いても足りない程のボリュームがあるエプコット。
世界中でここでしかできない新しいアトラクションが続々とオープンし益々人気のパークに。
人気アトラクションが多いので、朝イチからパークインして、インディビジュアル・ライトニング・レーンやバーチャルキューなどを駆使して楽しんでみてくださいね。
※アメリカのディズニーリゾートのテーマパークに入園するには事前のパーク入園予約が必須です(3歳以上)。空き状況次第では希望通りのパーク入園予約が取れないこともあるので、あらかじめ旅行日程を決めてパークチケットやホテルの手配をし、パーク入園予約取得までをできるだけ早めに完了しておくことが旅行を楽しむ大前提となるので気をつけてくださいね。
▷パーク入園予約の取得方法はこちらから
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
Walt Disney World Resort in Florida
取材協力: ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
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