子どもと一緒に金沢旅行へ行くなら、ぜひおすすめしたいのが「金沢21世紀美術館」。
私も何度も訪れていて毎回色々な発見があるのですが、今回は初めて1歳4ヶ月の息子と一緒に行きました。
「金沢21世紀美術館」は、子どもが楽しめる場所、楽しめるアートが豊富に揃っています。
子どもの感性も磨くことができる「金沢21世紀美術館」をご紹介します♡
目次
無料でも楽しめる!「金沢21世紀美術館」のフリースペースでアート体験
中央の建物が美術館で、その美術館を取り囲むようにぐるっと公園になっている金沢21世紀美術館。
この公園をはじめ、実は無料で楽しめるスペースがたくさんあるのをご存知でしょうか。
金沢21世紀美術館の中でも特に有名なアートである、レアンドロ・エルリッヒのスイミング・プールは有料の展覧会ゾーンにあるので入場券が必要ですが、美術館の建物自体は無料で入ることができます。
金沢21世紀美術館無料スペースで楽しめるアート-建物外編-
カラー・アクティヴィティ・ハウス (オラファー・エリアソン)
例えば、公園にあるこのアート。
見る場所によって色が違う不思議なアートは、息子も興味津々。
中に歩いて入ることもできるので、歩きたい盛りの息子はお散歩を満喫していました。
ミラーの球体が重なり合ったこちらのアートも公園スペースにあります。
球体状なので、写真を撮ってもおもしろい♡
球体の中は音が響くので、それも息子にとっては新たな発見だったようです。
ラッピング (LAR/ フェルナンド・ロメロ)
絶賛、階段上り下りがマイブームの息子にとってはこちらのアートも、もはやアトラクションに見えるよう。
息子以外のお子様も、楽しそうに登ったり降りたりしていました。
また、金沢21世紀美術館の敷地内にある、茶室・松濤庵。
松濤庵
こちらも無料で見学することができます。
21世紀美術館というモダンな敷地の中に突如現れる江戸時代の茶室!
かなり風情があり、ちょっと立ち寄るだけでも楽しいです。
金沢21世紀美術館無料スペースで楽しめるアート-建物内部編-
まず、美術館内部で無料で楽しめるスポットがこのうさぎ耳チェアー。(私が勝手に命名)
シンプルなのに、本当にうさぎが並んでいるようでほっこりするエリアです。
「うさぎさんぴょんぴょんだね〜」というと一緒に手を上げる息子。
この椅子のフォルムがうさぎさんだと気づくのはまだまだ先のことでしょう。
また、歩くのが楽しくて仕方ない息子がハマったのがこの絨毯のエリア。
大きなお山、小さなお山が連なるようになっているので、デコボコした中を歩くのは息子もとっても楽しかったようです。
ここからなかなか動いてくれなくて、連れ出そうとするときには泣き始めたくらい、この場所が気にっていました。
あとは、このウォールアートのエリアも無料です。
このウォールアート、実は全然見慣れず、見つけたときはちょっとポカーンとしてしまったくらい。
というのも、実はこのウォールアート、前回来た時は違ったのです!
市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21(マイケル・リン)
※現在展示されていません
以前、2017年春に来たとき、このウォールアートはモダンな加賀友禅模様でした。
手前の椅子もかわいくて、このウォールアートが大好きだったのですが……。
いつから変わったのかまではわからないのですが、今は先ほどのモノクロのウォールアートに変わっています。
この加賀友禅模様がとても好きだったので、私はショックを隠しきれず。
このウォールアートをお写真に収めたくて行く方もいらっしゃるかもしれませんが、現在はありません!
また、こちらの加賀友禅模様に変わる日は来るのか、不明です。
「金沢21世紀美術館」のシンボル!「スイミング・プール」で水中お散歩体験♪
スイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ)
金沢21世紀美術館のシンボルとも言えるアートが、レアンドロ・エルリッヒ作の『スイミング・プール』。
ここに入るためには、有料の展覧会チケットを購入する必要があります。
プールの上から眺めると、プールの中で人が歩いているように見えるのですが、実際は内部が青く塗られているのと、ガラスにちょっとだけ張られたお水でゆらゆら見えるだけというトリックアートです。
この不思議なアート、1歳児はどのように感じるのかなと思って、楽しみに息子を地下まで連れて行きました。
結果、息子はこの空間がとても怖かったようです(苦笑)
ガラスの水が反射してゆらゆらしている部分には絶対に足を踏み入れない息子。
ゆらゆらしている部分に足を踏み入れたら何か起こるのではないか!?と思ったようで、必死に私にしがみついていました。
大人とは違う子どもの感覚。
こうやってアートに触れることで、色々な発見をさせてあげられるのはとても嬉しいなと思います♡
有料展覧会は子どもと鑑賞可能?
『スイミング・プール』以外の作品も、もちろん子どもと一緒に鑑賞することができます。
ただ、やはり息子はまだ1歳4ヶ月で、走ったり大きな声を出すこともあったりで他に鑑賞している方の迷惑にもなりかねないと思い、今回は他の展覧会鑑賞はやめておきました。
息子がもう少し美術館を理解できるようになったら、展覧会部分にも連れていってあげたいなと思います。
「金沢21世紀美術館」へのアクセスと子連れの注意点
金沢駅から
・路線バスで10分「広坂・21世紀美術館」下車すぐ、または「香林坊(アトリオ前)」より徒歩5分。
・まちバスで20分「金沢21世紀美術館・兼六園(真弓坂口)」下車すぐ。(土・日・祝日のみ運行)
・城下まち金沢周遊バスで20分「広坂・21世紀美術館(石浦神社前)」下車すぐ。
・タクシーで10分。
小松空港から
・金沢駅まで、バス(スーパー特急)で約40分。金沢駅より上記路線バスに乗換え。
金沢21世紀美術館ではベビーカーは使える?
館内はベビーカーNG
金沢21世紀美術館では、B4サイズ以上の荷物を持ち込むことはできません。
ベビーカーも例外ではなく、チケット売り場の裏のロッカーまたはクロークですべて預かってもらうことができます。
(ロッカー利用の際、100円玉が必要ですが、利用後は返却されます。)
歩けないお子様の場合は抱っこで鑑賞することになるので、抱っこ紐は持って行くと安心ですね。
手荷物はすべて無料で預かっていただくことができました。
ベビーカー貸出あり
地下入口、市役所口(西口)、本多通り口(東口)の3カ所で無料貸し出しがあります。
おむつかえ台、授乳室あり
おむつかえ台は、館内トイレのうち、2カ所に設置してあります。
授乳室は、1室あります。
子供が全身でアートを体感できる「金沢21世紀美術館」
無料のアートも多く、子どもが全身を使ってアートを体感できるのが金沢21世紀美術館。
美術作品を理解するのはまだまだ難しいですが、様々なアートを体感することで子どもの感性も磨かれるのではないでしょうか。
建物の外はきれいな公園で、無料アートもたくさんあるので、中に入らなくても公園だけでも楽しいと思います。
ぜひ、子連れ金沢旅行ではお子様と一緒にアートを体感しに金沢21世紀美術館に足を運んでみてくださいね♡
私も、また息子と一緒に行ってみようと思います。
金沢21世紀美術館
住所:〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2番1号
電話番号:076-220-2800
開館時間:展覧会ゾーン:10:00〜18:00(金・土曜は20:00まで) 交流ゾーン:9:00〜22:00
休館日:展覧会ゾーン:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始 交流ゾーン:年末年始
料金:美術館の建物への入館(交流ゾーン)は無料。展覧会ゾーンへの入場は展覧会観覧券(有料)が必要。