子どもと一緒に金沢旅行へ行くなら、ぜひおすすめしたい「金沢21世紀美術館」。
私も何度も訪れていて毎回色々な発見があるのですが、今回は初めて1歳4ヶ月の息子と一緒に行きました。
「金沢21世紀美術館」は、子どもが楽しめる場所、楽しめるアートが豊富に揃っています。
子どもの感性も磨かれる「金沢21世紀美術館」をご紹介します。
こちらは、2019年の記事を2023年5月23日に再編集の上、公開しました。
目次
無料でも楽しめる!「金沢21世紀美術館」のフリースペースでアート体験
中央の建物が美術館で、その美術館を取り囲むようにぐるっと公園になっている「金沢21世紀美術館」。
この公園をはじめ、実は無料で楽しめるスペースがたくさんあります。
「金沢21世紀美術館」の中でも特に有名なアートである、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」は有料の展覧会ゾーンにあるので入場券が必要ですが、美術館の建物自体は無料で入ることができます。
カラー・アクティヴィティ・ハウス
色の3原色であるシアン、マゼンタ、イエローの色ガラスの壁が、一点を中心に渦巻きのようにパビリオンを形成しているアートです。
見る場所や立つ場所、人の動きによって色が違う不思議なアートに、息子も興味津々。
中に歩いて入ることもできるので、歩きたい盛りの息子もお散歩を満喫できました。
球体のパビリオン「まる」
2014年の開館10周年を記念して設置された球体のパビリオン「まる」。
ミラー仕上げの球体がいくつも重なり合って周囲の風景が写る様子は、子どもには不思議でたまらないよう。
球体状で写真を撮ってもおもしろく、子どもも興奮間違いなし!
球体の中は音が響くので、それも息子にとっては新たな発見だったようです。
ラッピング
こちらは「ラッピング」という作品。
絶賛、階段上り下りがマイブームの息子にとってはこちらのアートも、もはやアトラクションに見えるよう。
もともと、子どもが内部に入って遊ぶこともできるように設置されたそうで、息子以外のお子さんも楽しそうに登ったり降りたりしていました。
茶室・松濤庵
「金沢21世紀美術館」の敷地内には、一般客も予約して利用可能な茶室があります。
「松濤庵」は江戸時代末期の風情を今に伝える貴重な建造物。
茶会、句会、歌会などに実際に利用されているようです。
「金沢21世紀美術館」というモダンな敷地の中に突如現れる江戸時代の茶室!
かなり風情があり、ちょっと立ち寄るだけでも楽しいです。
ラビットチェア
instagramでも「かわいい!」とよく見かけるのがこの「ラビットチェア」。
シンプルなのに、本当にうさぎが並んでいるようでほっこりするエリアです。
こちらは無料ゾーンの一部なので、自由に出入りが可能。
また、歩くのが楽しくて仕方ない息子がハマったのがこの絨毯のエリア。
大きなお山、小さなお山が連なるようになっているので、デコボコした中を歩くのは息子もとっても楽しかったようです。
ここからなかなか動いてくれなくて、連れ出そうとするときには泣き始めたくらい、この場所が気にっていました。
市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21
石川県の伝統工芸「加賀友禅」をモチーフにしたこちらのウォールアートも人気のフォトスポット。
一時期は別の作品だったこともありましたが、2020年にカムバックしてきました。
手前の椅子もよく見ると「加賀友禅」モチーフ。
無料スペースで、休憩も可能なエリアです。
「金沢21世紀美術館」のシンボル!「スイミング・プール」で水中お散歩体験♪
「金沢21世紀美術館」のシンボルとも言えるアートが、レアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」。
こちらは有料展示エリアとなるので、チケットの購入が必要です。
プールの上から眺めるとプールの中で人が歩いているように見えるのですが、実際は内部が青く塗られているのと、ガラスにちょっとだけ張られたお水でゆらゆら見えるだけというトリックアートです。
この不思議なアート、1歳児はどのように感じるのかなと思って、楽しみに息子を地下まで連れて行きました。
結果、息子はこの空間がとても怖かったようです。
ガラスの水が反射してゆらゆらしている部分には絶対に足を踏み入れない息子。
ゆらゆらしている部分に足を踏み入れたら何か起こるのではないか!?と思ったようで、必死に私にしがみついていました。
大人とは違う子どもの感覚。
こうやってアートに触れることで、色々な発見をさせてあげられるのはとても嬉しいなと思います♡
「金沢21世紀美術館」の有料展示は子どもと鑑賞可能?
(出典:金沢21世紀美術館)
人気作品「L’Origine du monde」など、「スイミング・プール」以外の作品も、もちろん子どもと一緒に鑑賞できます。
ただ、やはり息子はまだ1歳4ヶ月で、走ったり大きな声を出すこともあったり……。
他にゆったり鑑賞している方の迷惑にもなりかねないと思い、今回は他の展覧会や作品の鑑賞はやめておきました。
息子がもう少し美術館を理解できるようになったら、他の有料展示部分にも連れていってあげたいなと思います。
「金沢21世紀美術館」へのアクセス
「金沢21世紀美術館」は金沢の玄関口・金沢駅からアクセスが良く、他の観光スポットにも近くてとても便利です。
金沢駅から
・路線バスで10分「広坂・21世紀美術館」下車すぐ、または「香林坊(アトリオ前)」より徒歩5分。
・まちバスで20分「金沢21世紀美術館・兼六園(真弓坂口)」下車すぐ。(土・日・祝日のみ運行)
・城下まち金沢周遊バスで20分「広坂・21世紀美術館(石浦神社前)」下車すぐ。
・タクシーで10分。
詳しくは、「金沢21世紀美術」のHPでもご確認いただけます。
「金沢21世紀美術館」での子連れへのサービス
(出典:金沢21世紀美術館)
「金沢21世紀美術館」の内部には、B4サイズ以上の荷物を持ち込むことはできません。
ベビーカーも例外ではなく、チケット売り場の裏のロッカーまたはクロークですべて預かってもらいます。
(ロッカー利用の際、100円玉が必要ですが、利用後は返却されます。)
歩けないお子さんの場合は抱っこで鑑賞することになるので、抱っこ紐を持って行くと安心ですね。
ただ、外の無料エリアなどで使えるベビーカーの貸し出しがあり、地下入口、市役所口(西口)、本多通り口(東口)の3カ所で借りることができます。
その他、オムツ替えの台は館内トイレのうち、2カ所に設置、授乳室も1室完備。
入場無料のキッズスタジオや、美術館見学だけではなく、近くの博物館観光や市内散策時にも利用できる有料の託児室も!
子連れに優しいサービスが揃っています。
子どもが全身でアートを体感できる「金沢21世紀美術館」
子どもが全身を使ってアートを体感できる「金沢21世紀美術館」。
美術作品を理解するのはまだまだ難しいですが、さまざまなアートを体感することで子どもの感性も磨かれるのではないでしょうか。
建物の外はきれいな公園で、無料アートもたくさんあるので、中に入らずに公園で遊ぶだけでも楽しいと思います。
ぜひ、子連れ金沢旅行ではお子さんと一緒にアートを体感しに「金沢21世紀美術館」に足を運んでみてくださいね♡
私も、また息子と一緒に行ってみようと思います。
金沢21世紀美術館
所在地:〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2番1号
TEL:076-220-2800
開館時間:展覧会ゾーン:10:00〜18:00(金・土曜は20:00まで)/ 交流ゾーン:9:00〜22:00
休館日:展覧会ゾーン:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始 / 交流ゾーン:年末年始
料金:美術館の建物への入館(交流ゾーン)は無料。展覧会ゾーンへの入場は展覧会観覧券(有料)が必要。