2024年度入学予定のラン活もいよいよ本格的になってまいりました。
人気のブランドではすでに完売になっているモデルもあるそう。
今回は、工房系メーカーとしてもトップクラスの人気を誇る『株式会社 土屋鞄製造所』(以下、「土屋鞄」)へ密着。
全国で開催中の出張店舗へ、絶賛ラン活中の年長さん(5歳)の息子と行ってまいりました。
「土屋鞄」の人気モデルを紹介すると共に、出張店舗の様子をレポートします。
目次
工房系ランドセルメーカーの老舗「土屋鞄」とは
(出典:株式会社 土屋鞄製造所)
1965年、ランドセル作りから始まった「土屋鞄」。
子どもたちが6年間という長い年月をともにするたった一つの鞄であるランドセルを、丈夫かつ、長く愛されるよう、職人が一つ一つ手作りで製作する老舗のメーカーです。
確かな技術と知識はランドセル作りだけではなく大人の鞄にも生かされ、豊富な革製鞄のラインアップを誇るのも特徴です。
2024年度春入学の小学生向けランドセルは、全9シリーズ52種で、カラーは約40色。(※一部受付終了)
一昔前と違い、「女の子は赤、男の子は黒」という固定観念がなくなり、“好みの多様化”と“多色化”が進むランドセル市場。
「土屋鞄」では、豊富な種類、多彩な色を用意しています。
2024年度は、性別にとらわれない色味と型にこだわった“ジェンダーレス・ランドセル”の新色と、人気ブランド「ミナ ペルホネン」コラボモデルの新デザインが登場!
性能面では「軽量化」と「背負いやすさ」を追求した製品の取り扱いもあります。
「土屋鞄」発売後1カ月後の売れ行き集計!ランドセルの「多色化」反映
(出典:株式会社 土屋鞄製造所)
2023年3月1日に発売を開始した「土屋鞄」の2024年度のランドセル。
発売後1カ月間(2023年3月1日から3月31日)の売れ行きを集計したカラーランキングと人気製品が発表されました。
人気色1位は青・ネイビー系!パープル・ピンクが赤に代わる新定番に
(出典:株式会社 土屋鞄製造所)
約40色の多彩なカラー展開の中、今年の人気1位の色味は青・ ネイビー系。
昨年のランキングでは5位だったところ、トップに躍り出ました。
(出典:株式会社 土屋鞄製造所)
定番の黒の人気も根強いですが、注目は3位の茶・キャメル、そして4位、5位にランクインしたパープルとピンク。
これらの色が、新定番色となりつつあるのが分かります。
とくに茶・キャメルは男女共に人気で、落ち着いた色味で6年間飽きずに持てるという点も支持されている理由の一つだとか。
人気モデルは「RECO」シリーズと「ミナ ペルホネン」とのコラボモデル「アトリエシリーズ」
(出典:株式会社 土屋鞄製造所)
製品の売れ筋は、性別にとらわれない色味と型にこだわった“ジェンダーレス・ランドセル”のシリーズ 「RECO(レコ)」と、人気ブランド「ミナ ペルホネン」とのコラボモデル「アトリエ」シリーズ。
発売後1カ月間の集計(販売数)で、52製品のうちトップ10はそれら2シリーズが独占!
「アトリエ」シリーズでは、とくにピンクとパープルの人気が高いそう。
そして、全体での人気1位は「RECO」(ブラック)。
男の子、女の子問わずに持てるシンプルながらおしゃれなデザインが人気の秘密です。
「RECO」シリーズに新色も登場!
(出典:株式会社 土屋鞄製造所)
人気のジェンダーレスのランドセルのシリーズ「RECO(レコ)」からは、新たなカラーを発売。
性別にとらわれないデザインを目指した製品で、新色は デニムのようなブルー系の「プリズムインディゴ」と深みのあるキャメル系の「プリズムアンバー」の2種。
落ち着いた大人っぽさもある色味、そして装飾などもなくシンプルで中性的で洗練された装いは、大人も納得の美しさです。
全国30都道府県、31会場で開催!「土屋鞄」のランドセルを実際に背負える出張店舗
「土屋鞄」では、2024年度入学向けの全ランドセルを実際に見てその場で注文できる出張店舗を、全国30都道府県31会場で開催中。
お住まいの都道府県に店舗がない方でも、実際にランドセルに触れ、背負えるチャンスです。
今回は、京都で行われた出張店舗にお邪魔しました。
会場には、ランドセルを背負って写真を撮れるフォトスポットなども用意。
親子で楽しくランドセル選びができるような工夫がされています。
背負い心地を確かめよう!体験コーナーにて好きなランドセルに出会って
まずは、シリーズ別に分かれて展示されているランドセルの体験コーナーへ。
「ベーシックカラー」(65,000円〜130,000円)、「ベーシックカラープラス」(66,000円〜76,000円)、「アンティークモデル」(66,000円〜150,000円)では、従来の定番色である黒や赤を中心としたラインアップが揃います。
牛革、コードバン(馬革)、クラリーノ®️・エフ(人工皮革)と素材は3種にわたり、それによって重量感や見た目も変わってくるので、ぜひ気になる商品を背負ってみましょう。
なお、「ベーシックカラー」のコードバン「赤×白」はすでに完売となりました。
次に、「土屋鞄」のランドセルの中でも最高級シリーズの「HERTE」(190,000円)。
重厚感を感じるマットな仕上げと、くすみカラー、そしてオリジナル文様が型押しされていて、高級感たっぷり!
「RECO」シリーズは、「RECOベーシック」(83,000円)と「RECOプレミアム」(84,000円)に分かれています。
それぞれ、本体に人工皮革、ふた部分に牛革を使用し、軽量化にもこだわった製品です。
実際に普段学校に持ち運びする教材の重さがどのくらいになるか、というサンプルも用意されています。
その重量感約2.5kg。
息子も最初は軽々とランドセルを背負っていたものの、サンプルの教材を入れてみたら一気に重さを感じたようでした。
やはり、軽量で子どもに負担なく背負えるというのも大きなポイントになりそうですね。
「ベーシック」では定番色、そして「プレミアム」では2024年度の新色2色が加わったカラフルなラインアップが目を引きます。
そして、人気ブランド「ミナ ペルホネン」とコラボレーションした「アトリエシリーズ」。
こちらは「土屋鞄」のために特別に書き下ろされた新作の絵柄がランドセル内に描かれ、6種類(3柄、各2色)が揃います。
先程のランキングでもピンクとパープル、そしてこちらの「アトリエシリーズ」が人気とのことでしたが、今回の会場でも「アトリエシリーズ」のピンクとパープルはとくに女の子に大人気!常に誰かが背負っているという状態でした。
ピンクとパープルとはいえ、落ち着いた色味で派手さはあまりありません。
そして、やはり「ミナ ペルホネン」の絵がとても素敵!
どの女の子も夢中になっているのがよく分かりました。
他にも、カラフルな色揃えが美しい「プレミアムカラーシリーズ」、唯一ヌメ革を使用した「ヌメ」のキャメルランドセルの展示もあります。
ランドセルサポートグッズも充実
ランドセル選びが完了したら、ランドセルカバーやリフレクター、そしてシューズバッグや体操服入れなどのサポートグッズコーナーに足を運ぶ方も。
こちらにも「ミナ ペルホネン」とのコラボレーションアイテムがあり、ランドセルと合わせて持つ様子を想像するだけでとてもかわいいです。
ランドセルが決まったら注文受付カウンターへ
「土屋鞄」でのランドセル購入をこの場で決めたら、注文受付カウンターで注文可能です。
ランドセルは後日配送になります。
もちろん、一度家に帰って悩みたいという方も、自宅からオンラインで注文することもできますので、ご安心くださいね。
会場で注文すると、その場で「サコッシュ&デコレーションシール」をプレゼントしていただけるという購入特典もあります。
「土屋鞄」の職人・笹平さんが語るランドセル作りへの想い
今回の京都の出張店舗には、実際に軽井沢の工房で日々ランドセルを作っているという職人の笹平さんもいらっしゃいました。
笹平さんは、「まとめ」と呼ばれる最後の組み立てのミシンを担当。
300を超える工程の中でも、ミシンがけは全てのパーツを縫い合わせていくとても重要な役割。
失敗してしまったらまた最初から作らなくてはいけないというプレッシャーの中、子どもたちに丈夫で美しいランドセルを届けるために作業されています。
そんな笹平さんからは、「僕たちはたくさんのランドセルを作っていますが、お客様の手にはその一つしか渡りません。そのため、品質だったり、丁寧さが伝わるように日々作っています。また、見えない部分も丁寧に、意識してきれいなものを作るように心がけています。」とのお話をいただきました。
「土屋鞄」の誇る職人の心と技、こだわりがしっかりとランドセルに組み込まれているのが分かりますね。
出張店舗では、このように実際にランドセルを作っている職人さんに直接ランドセルへのこだわりや想いを聞くことができるというなかなかない機会もあり、それも人気の理由の一つです。
「土屋鞄」広報担当・千原さんよりランドセル選びをしている皆様へ
「土屋鞄」の広報担当・千原さんにもお話を伺いました。
「お子さんが好きな色を選んでお気に入りのランドセルで入学するので、緊張やドキドキもあるその瞬間の背中を押せるランドセルを届けられたらなと思います。また、こうやって親子でランドセルを選ぶラン活の記憶が、お子さんにとって愛されているなと感じる楽しい思い出となってくれれば嬉しいです。」
子供目線を大切にしたラン活を楽しむという気持ちを話してくれた千原さんでした。
「土屋鞄」の出張店舗でランドセルを実際に見てみよう!
「土屋鞄」の出張店舗はすでに折り返しに来ていて、期間は5月28日まで。
これ以降は、北海道、青森県、山形県、岩手県、福島県、埼玉県、千葉県、石川県、富山県、山口県、香川県、熊本県、大分県、長崎県、宮崎県、鹿児島県で行われます。
来店予約制なので、あらかじめ予約してから会場に向かいましょう。
もちろんランドセルはオンラインでも見れますが、実際に「土屋鞄」のランドセルを見れて、背負えるチャンス。
豊富なカラーから選ぶ経験もとても楽しいはずです。
ぜひ、「土屋鞄」の出張店舗でお気に入りのランドセルを見つけてみては?
土屋鞄のランドセル出張店舗
出店日:~5月28日(日) (土日祝日を中心に、各会場につき1~3日間実施)
時間:10:00~16:30(16:00最終入場)※会場によって9:30~ / ~17:00(16:30最終入場) ※25分で入れ替え
予約方法:HP受付:https://tsuchiya-randoseru.jp/pages/store-caravan
※入場料金は無料 ※先着順の完全予約制(予約受付中)
※記事内のランドセル価格はすべて税込です。
取材協力:株式会社土屋鞄製造所