石垣島を中心に形成されている八重山諸島。
大小32の島々で構成されており、そのうち有人島が12島で、宿泊施設があるのは9島です。
そんな八重山諸島は、石垣島を拠点としてフェリーでめぐることができます。
今回、4歳の息子と一緒に西表島にある『星野リゾート 西表島ホテル』、小浜島にある『星野リゾート リゾナーレ小浜島』、そして竹富島にある「星のや竹富島」に宿泊しながら3島を回りました。
何度もフェリーに乗り、次の島へと移動する離島めぐり。
子連れだとハードルが高そうに感じますが、効率よく回るルートを知っておくと、そこまで負担になりません。
今回は、石垣島からスタートする離島めぐりのおすすめ子連れ旅行プランと体験の様子をレポートします。
今回の旅は2022年10月に実施。そのため、2022年10月のフェリー運航の状況に伴い、本記事を記載しております。
フェリーの運航時間や運航状況は季節やその日の海の状態によって変わる可能性があります。お出かけの際は、フェリー運航会社の公式HPをご確認ください。
目次
石垣島発!おすすめの離島めぐり旅行プラン
石垣島は、離島巡りの中心の場所となります。
スタートは、「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」。
石垣島と竹富島、西表島、黒島、小浜島、鳩間島の八重山周辺離島の間を高速船で運航しています。
フェリーは、「八重山観光フェリー」と「安永観光」の2社がありますが、主に石垣島以外の島と島を結ぶフェリーも運航しているのは「安永観光」で、「八重山観光フェリー」でも一部の島と島との間を運航しています。(2022年12月現在)
ただし、離島間の高速船は1日の運航本数が限られていたり、一方通行になっていることも。
例えば、西表島から小浜島への運航はありますが、小浜島から西表島への直接の運航はありません。
その場合は、小浜島→石垣島→西表島という行き方になります。
これらを踏まえ、今回巡った3島の一番効率的な旅行プランはこちら!
無駄なくおすすめ!離島巡り旅行プラン
1. 石垣島→西表島上原港(所要時間約40分〜50分、大人片道2,390円)
2. 西表島大原港→小浜島(所要時間約35〜40分、大人片道1,640円)
3. 小浜島→竹富島(所要時間約25分〜30分、大人片道1,200円)
4. 竹富島→石垣島(所要時間約15分、大人片道700円)
ぜひ、離島巡りの参考にしてみてくださいね!
離島めぐりは西表島からスタートがおすすめな理由
まずは石垣島から西表島へ!
西表島を1つめの島にするには理由があります。
フェリーの航路は一方通行!
先ほどお話したように、石垣島以外の島と島の航路は一方通行です。
西表島から往復のフェリーが出ているのは、石垣島と波照間島のみ。
それ以外の島の場合は、西表島からの一方通行です。
そのため、まずは石垣島から西表島に渡ることで、その後の移動がスムーズに!
また、石垣島からのフェリー乗船時間を考えると、石垣島⇄西表島上原港の乗船時間は、天候によっては90分ほどかかる場合もあります。
上原港便が欠航して大原港へ向かう場合でも、石垣島から約45〜50分ほどの船の旅。
その後の西表島→小浜島、および小浜島→竹富島の移動は約30分〜40分、最後の竹富島から石垣島に至っては約15分と、フェリーの所要時間もだんだん短くなります。
ただでさえ疲れてしまう子連れでの移動。
所要時間長めの移動が一番最初に終わり、旅が進むと共に移動が楽になっていくので負担が減ります。
ハードなネイチャーアクティビティ多め
西表島は、島全体の90%が亜熱帯ジャングルです。
他の島とは全然違う表情をもち、同じ離島とはいえ、リゾートをのんびり楽しむ島というよりもジャングルもアクティブに楽しむ島。
アクティビティも、トレッキングやジャングル探索などハードなアクティビティが多くあります。
そのため、旅程としては西表島を最初にしておくと、アクティブ旅からだんだんゆったりとしたリゾート旅へと変わっていくので身体も楽です。
ネイチャーアクティビティは着替えや洗濯物も多くなるので、島滞在中に洗濯物を終わらせておくと、次の島での滞在もさらに楽になります。
西表島でおすすめのホテル「星野リゾート 西表島ホテル」
西表島で滞在するなら、おすすめは「星野リゾート 西表島ホテル」。
西表島の大自然を生かしたアクティビティが豊富にあります。
「西表島ホテル」では、西表島の自然や環境を大切に、持続可能な観光の仕組みを構築するため日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指して取り組んでいます。
ペットボトルや使い捨てプラスチックを使用しないことや、環境保護への意識が高まるなど、一味違うホテル滞在ができるのが魅力。
<「西表島ホテル」の詳細はこちらから↓>
また、マングローブカヤックや滝を目指してジャングルを歩くトレッキング、そして秘境ビーチでのシュノーケリングなど、その大自然を生かしたアクティビティも豊富!
お子さんが普段とは違う自然化環境で多くのことを発見し、学び、成長できるアクティビティばかりなので、ぜひ親子でいろいろチャレンジしてみてはいかがですか?
ただ滞在するだけではない、島の魅力を全身で体験、体感できる貴重な機会がたくさんあります!
<「西表島ホテル」のおすすめアクティビティの詳細はこちらから↓>
西表島から小浜島へ!2つめの島が小浜島である理由
西表島で大自然を満喫したあとは小浜島へ!
2つ目の島に小浜島を選んでいるのもいくつか理由があります。
フェリーの航路を考慮して
西表島と同じ理由になりますが、こちらもフェリーの航路を考慮しています。
西表島から出発するフェリーは小浜島、竹富島それぞれへ直接行くことができます。
小浜島から竹富島へも直接行くことができます。
しかし、竹富島から小浜島への直接のフェリーは運航しておらず、石垣島を経由することになります。
そのため、西表島からまずは小浜島へ行くことで最短ルートを辿れます。
ただし、西表島から小浜島へ行くフェリーは1日1便のみ。
しかも「星野リゾート 西表島ホテル」から近い上原港ではなく、「星野リゾート 西表島ホテル」から車で約1時間ほどかかる大原港からのみの出発です。
以上の点を踏まえて、「星野リゾート 西表島ホテル」のチェックアウト時間や午前中の過ごし方を検討しましょう!
小浜島でおすすめのホテル「星野リゾート リゾナーレ小浜島」
小浜島は、西表島とは雰囲気ががらっと変わります。
島は小さく開けていて、信号もなく動物がのんびり歩いている様子に出会えることも。
西表島よりもリゾート感が増し、よりゆったりとした滞在をできるのも魅力です。
そんな小浜島では、「星野リゾート リゾナーレ小浜島」に滞在!
客室はすべてヴィラタイプのスイートという、贅沢なリゾート滞在が叶います。
リゾート内はとても広く、ビーチエリアで遊んだり、クローズ後のゴルフ場で遊んだり、夜は星空を眺めたり……アクティブながらもリゾートらしい過ごし方ができます。
リゾート内でのアクティビティも多く、「幻の島」へ上陸して海でシュノーケリングを楽しむマリンアクティビティから、クラフト体験やキッズシェフ体験など子どもが主役になって参加できるアクティビティも豊富。
離島らしいリゾート時間を過ごすなら、ぜひ「星野リゾート リゾナーレ小浜島」がおすすめです。
<「星野リゾート リゾナーレ小浜島」での滞在の詳細はこちらから↓>
旅の最後は竹富島でのんびりと島時間を過ごして
小浜島を後にして、最後に向かったのは竹富島です。
西表島とも小浜島とも違った雰囲気を味わえる竹富島。
旅の最後にふさわしい、穏やかな島時間を過ごせます。
島時間流れる竹富島のおすすめのホテル「星のや竹富島」
竹富島の代名詞とも言える「星のや竹富島」。
竹富島の伝統を尊重した景観の美しさをそのままに、まるで竹富島の集落に住まうような圧倒的な非日常を感じられる滞在型のリゾートです。
伝統的な琉球赤瓦の集落をイメージした客室群は、竹富島にある家屋そのもの。
スパで癒しのひとときを過ごしたり、年中入れる温水仕様のプールで開放的な時間を過ごしたり、ただただ客室でくつろいだり……。
沖縄の原風景が色濃く残り、穏やかな気持ちにさせてくれる竹富島は旅の終着地としてもぴったりの場所です。
<「星のや竹富島」での大人旅の詳細はこちらから↓>
「穏やかな島時間が流れる「星のや竹富島」で身体の芯から温まる冬の滞在」
離島巡りで八重山諸島のそれぞれの島の個性を感じて
今回は、八重山諸島のうち西表島、小浜島、竹富島の3島を巡りましたが、分かったことは島にはそれぞれ個性があること。
同じ八重山諸島とはいえ、天候も違えば、島に自生する植物、それによっての雰囲気が大きく変わります。
どの島も自然豊かな点は共通しているのですが、西表島はジャングル地帯で、とにかく大自然と向き合える島。
小浜島は、ほどよいのんびり感とラグジュアリー感も備えたリゾート。
そして、竹富島は沖縄の原風景と出会える場所です。
離島巡りをすることで、島の個性に出会えたのは私にとっても息子にとっても大きな発見でした!
西表島ではジャングルで生き物や植物を学ぶことが一番楽しかったらしく、小浜島ではシーサーづくり体験が一番思い出に残ったそう!
竹富島では、ハーブ収穫がお気に入りだったようで、息子は自然が好きなんだということも再認識できました。
それぞれの島でしかできないこと、出会えない生き物や植物、体験を通じて八重山諸島がさらに好きになるはず。
ぜひ、八重山諸島への旅行をプランする際は、離島巡りでそれぞれの島の楽しさを体験してみてくださいね!
取材協力:
「星野リゾート 西表島ホテル」
「星野リゾート リゾナーレ小浜島」
「星のや竹富島」