光や音、香りとともに約5,000匹の金魚が泳ぐ幻想的な世界が広がる「アートアクアリウム美術館 GINZA (以下、アートアクアリウム)」。
2023年は、9月26日(火)まで「夏のアートアクアリウム展2023~銀座の金魚~」が開催中。
金魚と言えば夏!
暑い夏でも涼しさを味わえるアートアクアリウムへ、14歳、7歳の子どもと一緒にお出かけしてきました。
目次
夏の風物詩「アートアクアリウム美術館 GINZA」
「アートアクアリウム」とは、美術館とも水族館とも違う、アートデザイン、エンタメ、アクアリウムを融合させた他にはないアート空間です。
江戸時代から親しまれて来た金魚鑑賞を軸とし、合計19の展示エリアでは、約150の水槽と季節ごとに花や照明、音楽なども変化します。
金魚が1番似合うこの季節は、夏らしい特別演出に彩られた空間。
ひらひらと華麗に泳ぐ姿と和の伝統美が楽しめます。
アクセスは、地下鉄「銀座駅」A7出口からすぐ。
銀座三越 新館8階にありますが、直接8階からは入場できず、一度9階へ上ってからエスカレーターで8階に降りて入場するという珍しいスタイルとなっているので注意しましょう。
2023年 夏の新作として5作品が登場!
2023年は、新作の5作品を加え、さらにスケールアップ!
オリジナルアロマを調合し、作品の世界観を香りでも楽しめる演出や、TBS「ひるおび!」のメインテーマを手掛けるコーニッシュ氏による新曲も楽しめるそうで、どんな世界なのかワクワクします。
天空リウム
こちらが今回のメインビジュアル「天空リウム」です。天空に咲く空想の花をイメージした作品で、高さ2.5m×幅4mにも及ぶ大作!
まるでシャンパンタワーのように流れる水と、数秒ごとに変化する光の色、爽やかな香り、心地良い音がとても涼し気で、ずっと見ていたくなる空間でした。
手毬リウム
続いては、日本に古くからある遊具の一つ、手まりを表現した「手毬リウム」。
18個の球体ガラスの周りには、カラフルな糸で織られた紋様と、その間から優雅に泳ぐ金魚をのぞくことができます。
猪目(いのめ)リウム
「猪目リウム」は、お寺や神社の建築装飾として古くから使われているハートのような文様の猪目(いのめ)をモチーフとしています。
ハートの形でかわいいなと思っていましたが、魔除けや福を招く意味合いで昔から使われていたそうです。
手前に立って撮ったり、後ろに回って金魚越しに撮ったりと、二度楽しめる映えスポットです。
金魚の石燈籠
「金魚の滝」付近に設置された「金魚の石灯籠」は、灯籠の灯りをともす部分が水槽になっています。
御影石を使用した重量感ある灯籠の中で、ゆらゆらと泳ぐ金魚に風情を感じました。
新行燈リウム
出口付近に並ぶのは「新行燈リウム」です。
日本の伝統的な行燈をモチーフにしていて、近付いて見ると、細かくあしらわれた麻の葉模様越しに金魚たちが泳いでいます。
2023年 夏の特別演出に癒される
風鈴や青紅葉、睡蓮の花、向日葵など夏を連想させるアイテムで装いも一新!
常設展示の大小さまざまな水槽たちが、夏の特別演出により、夏一色で統一されています。
「提灯リウム」× 風鈴
金魚の竹林まで続く小道の両側に立つのは「提灯リウム」です。頭上にはたくさんの風鈴が飾られています。
涼やかな音色を聞きながら金魚アートを楽しむと、自然と癒されそう。
「金魚の滝」× 青紅葉
「金魚の滝」では、高台から段々下に配置された水槽から滝のようにあふれ出す仕掛け。
天井にあしらわれたグリーンがよくマッチしています。
ぜひ、ウェーブ状の水槽と水槽の間を行き来しながら、かわいい金魚を感じてみてください。
「新金魚品評」× 蓮花
24個の四角い水槽で埋め尽くされているのは、「新金魚品評」エリア。
暗闇の中、水槽だけが浮き上がって見える演出で、添えられた蓮の花がより華やかに魅せてくれます。
こちらの作品は、上から見ると金魚の影が下に映って、とってもステキなんです。
至近距離で珍しい金魚を見られるので、じっくりと観察できるチャンス!
「フラワーリウム」× 向日葵
「フラワーリウム」は、華道家 仮屋崎省吾さんプロデュースによる特別展示です。
季節に合わせたお花が飾られており、夏期は、象徴的なお花のひまわりが活けられています。
色彩豊かで大胆に活けられた花瓶の中にも、さまざまな金魚たちが見られますよ。
ミュージアムショップ限定商品
会場の最後にあるのは、ミュージアムショップ。
アクセサリーや文房具、食器類、キーホルダー、手ぬぐい、扇子、エコバッグなどなど、たくさんの金魚グッズが集められています。
夏期限定商品では、金魚の形の煎餅が入った「ふきよせ」600円や、コラーゲン入りのカラフルな「金魚型ゼリー」800円もありました。
ほかにも、ここでしか買えないオリジナル商品も多数あったので、ぜひチェックしてみてください。
お得なチケット情報、所要時間について
気になる入館料についてですが、当日券は中学生以上で1名2,500円。
発売場所は、新館9階の券売機です。
子ども料金の設定はありませんが、大人1名につき小学生以下は2名まで無料(3名~は大人料金)で入場できるので、お子さん連れには嬉しいサービスですね。
事前に行く日時が決まっている場合は、公式サイトから購入可能なWebチケットの方がお得です。
こちらは、中学生以上で1名2,300円。いずれも、QRコードをゲートにタッチして入場します。
注意事項としては、会場への三脚の持ち込みは不可です。
ベビーカーでの入場もできません。
新館9階にベビーカー置き場があるので、そちらへ置き、抱っこひもなどで対応しましょう。
また、これだけたくさんの金魚アートを観るのに、どれくらいかかるの?と思うかもしれません。
混雑状況にもよるかもしれませんが、私たちは夏休みの平日17時頃に訪れ、1時間ちょっとで観られました。
入口付近の作品で混雑する傾向があるので、人の流れを考慮し、空いていそうな作品から観るのも手かもしれませんね。
日本の伝統美を感じに「アートアクアリウム美術館 GINZA」へ行こう
「夏のアートアクアリウム展2023~銀座の金魚~」はいかがでしたか。
金魚たちの華やかでしなやかな姿と日本の伝統美を堪能できる、非日常空間でしたね。
ただ今、8月31日(木)までは、浴衣で来場するとオリジナル竹製うちわがプレゼントされます!
こちらはなくなり次第終了となるので、気になる方はお早めに。
加えて、入場券付き浴衣レンタルプランも販売中。
詳細・ご予約については、公式サイト「浴衣レンタルプラン」をご参照ください。
アートアクアリウム美術館 GINZA
住所:東京都中央区銀座4丁目6-16 銀座三越 新館8階(入場受付・当日券:新館9階)
電話番号:03-3528-6721 (平日10:00~17:00)
入館料:【中学生以上】Web購入2,300円、当日購入2,500円 / 【小学生以下】大人1名につき2名無料(3人目以上大人料金)
アクセス:地下鉄「銀座駅」A7出口すぐ
営業時間:10:00~19:00 ※最終入場18:00
休館日:施設に準ずる ※不定期メンテナンス休館あり
サービス:銀座三越内駐車場利用につき駐車サービス券あり。ミュージアムショップお買い上げ金額により駐車サービス券あり/8月31日まで浴衣キャンペーン実施中/浴衣レンタルプランあり/ロッカーなし/ベビーカー入場不可(ベビーカー置き場あり)/再入場不可
※公開日時の情報です。お出かけの際は公式サイトにて最新情報をご確認ください。
取材協力:アートアクアリウム美術館 GINZA