来年度入学のお子さんがいるママさん、パパさん、「ラン活」は順調ですか?
続々と2023年度モデルが予約開始される中、まだ迷っている方も多いのでは。
質、軽さ、丈夫さ、安全性、子どもの好みなど、悩むポイントがたくさんありますね。
これからピークを迎えるランドセル選び、もう決まった人もこれからの人も今一度各社のランドセルを比較してみるのはいかが?
今回はランドセルを選ぶポイントと、工房系5社(黒川鞄、土屋鞄、池田屋、鞄工房山本、生田鞄)、大手ランドセルメーカー2社(フィットちゃん、天使の羽)、計7選をご紹介します。
目次
ランドセル選びで重視するポイント
(出典:黒川鞄)
ランドセル選びを始めるときに、何を重視すると良いでしょうか。
ランドセルの最新情報をまとめるポータルサイト「ランドセルの通知表」では工房系ランドセルに関するアンケート調査を掲載しています。
アンケートによると、工房系ブランドを選ぶ際重視するのは「つくりの丁寧さ」が圧倒的に多く、続いてデザインやカラー、価格帯を、知名度などを重視しているようです。
(出典:ランドセルの通知表)
続いて、人気の工房系ブランドランキングです。
3月の予約開始すぐに4月には完売になることもある黒川鞄。
続いて、土屋鞄、池田屋、鞄工房山本なっています。
(出典:ランドセルの通知表)
参考文献:【2023年】ランドセルの通知表!人気メーカーの口コミ比較ランキング (randoseru-report.com)
質や、作りの良さでパパママに圧倒的人気を誇るのが工房系ブランドの特徴ですね。
一方で、子どもたちの認知度が高いのはCMで一度は耳にしたことのある大手メーカーです。
機能性や軽さ、子どもがときめくデザインで、パンフレットを見る前からお子さんが「絶対あのランドセルが良い」と決めていることも。
工房系各社も大手メーカーもそれぞれの魅力がありますね。それでは人気の各社ランドセルを見ていきましょう。
2023年度ランドセル工房&メーカー①断トツ人気の『黒川鞄工房』
(出典:黒川鞄工房)
明治28年創業の本格革工房・有限会社黒川鞄は、製造する本格ランドセル「はばたく®ランドセル」の2023年4月入学者向けモデルを3月17日(木)より順次発売開始しています。
圧倒的人気を誇る黒川鞄は、早期に完売するものも!狙っている方は今すぐチェックしましょう。
『黒革鞄工房』ランドセルの特徴
(出典:黒川鞄工房)
2023年度モデルでは、シボ牛革 キューブ型に「ピスタチオ」、「グレージュ」の2色を追加。
(出典:黒川鞄工房)
ニュートラル・都会的・くすみ系などの色味の要望を受け、新色を開発しました。
人工皮革での新色の展開は容易ですが、自然由来の天然素材は技術的に難しく、新色開発に取り組んで3年を要したそう。
想定を超える反響です。
黒川鞄工房では「なつかしい でも どこか あたらしい。そんな本物が あなたらしい。」 をコンセプトにランドセル作りをしています。
(出典:黒川鞄工房)
『黒川鞄工房』のランドセルは、手縫い、手づくり、天然素材。
手縫いでは、丈夫な太い糸の両端に2本の針を通して、「∞」字を描くように、交差させて縫います。
2本針で交互に縫うので、糸がほつれにくくとても丈夫な仕上がりに。
また、一針毎に糸締めができるので、強いだけでなく大変美しく仕立てられます。
また、体感の軽い「はばたく®ランドセル」は、肩ベルトがはばたくつばさのように立ち上がり、
背負うと背中にフィットするランドセルは、実際よりも軽く感じられるのが特徴。
後ろに行きがちなランドセルの重心を、身体の中心に近づけることで姿勢よく背負うための工夫を凝らしています。
左右の肩ベルトが別々に動くため、ひとりで背負いやすいのも利点です。
また、すべての黒川鞄工房ランドセルに、個体を識別する「シリアルナンバー」と品質を保証する「ギャランティカード」が付与され、6年間のサポートを約束。
卒業後はセミオーダーでひとつひとつ手作業でリメイク。一個のランドセルから、「ミニランドセル」または「ペンケースと革巻きボールペン2本、ストラップのセット」をつくります。
小学校生活のスタートにふさわしく、生涯大切に付き合うことができるランドセルですね。
概要
黒川鞄工房
価格:68,000~298000円
店舗:東京銀座、越中富山、その他各地方へ出張店舗
TEL:076-421-3679
2023年度ランドセル工房&メーカー②カラバリ豊富な『土屋鞄』
(出典:土屋鞄)
工房系ランドセルメーカーの老舗『(株)土屋鞄製造所』は、2022年3月2日(水)より、2023年度入学の小学生向けのランドセル全63製品を発売しています。
製品は全9シリーズ63種を用意し、カラーは約50色を揃えます。「女の子は赤、男の子は黒」という固定観念がなくなっている昨今のランドセル市場において、過去最多級の種類と色を取り揃え、「好みの多様化」に対応。
種類は、性別にとらわれない色味と型にこだわった“ジェンダーレス・ランドセル”「RECO(レコ)」の新作や、素材の見直しで100グラムの軽量化を実現したシリーズ、人気ブランド「ミナ ペルホネン」とコラボした製品など、多彩なラインアップです。
*最新の販売状況はWEBサイトよりご確認ください。
『土屋鞄』ランドセルの特徴
(出典:土屋鞄)
今年注目は土屋鞄とアーティストが一緒につくるランドセルの「アトリエ」シリーズにおいて、ミナ ペルホネンが特別に描き下ろした3つの絵柄を採用したコラボランドセル。3柄各3色の全9種類です。
「絵から広がる豊かな世界を、自由な感性と想像力で物語のように楽しんでほしい」と、空想の動物や花々などをモチーフにした絵が、ランドセルの内装に広がります。 ファスナーの引き手には柄に合ったチャームをデザイン、ポケット部分には、柄を用いたネームタグがついており、「アトリエ」シリーズならではの仕様となっています。
もう1つの注目は、ジェンダーレスのランドセルの新シリーズ「RECO(レコ)プレミアム」。色味は、オレンジやカーキ、ブルー系の3色。
昨年発売し大ヒットした「RECOベーシック」(全5色)より華やかでワントーン明るい3色を加えた計8色(8種)に製品を拡充しています。
(出典:土屋鞄)
8種いずれも、「男の子の色」「女の子の色」という固定されたイメージを払拭するような、“大人でも欲しくなる色”を意識。自分らしさが育まれるような選択を後押しする、「自由な色選び」がコンセプトのカラー展開です。
型は、例えば8種全て、時間割表入れをなくすなどして、毎日背負うための機能性や持ち運ぶための収納性など根本的な要素以外を削ぎ落としています。あえて装飾性を持たせず、中性的でモダン、すっきりとした装いです。
「RECOベーシック」「RECOプレミアム」は、2022年7月31日(日)までは全製品注文できます。8月1日(月)以降は、製造本数に達したモデルから完売するので狙っている方は7月までに。
(出典:土屋鞄)
機能性を追求して進化したランドセルも登場します。4つのシリーズ(RECOベーシック、RECOプレミアム、アトリエ、SHAPE(シェープ))で、素材の一部を牛革から人工皮革に切り替え100グラムの軽量化を実現。牛革の特徴である見た目の高級感や耐久性を維持しながら、最軽量のもので約1,290グラムです。
軽量ながら、大マチ(一番大きな収納部の厚み)を約1センチサイズアップしているのも特徴です。教育現場のICT(情報通信技術)化に伴い、導入が進む学習用のタブレット端末などを収納しやすくしています。
(出典:土屋鞄)
土屋鞄ならではのカラーに、大人も子どももときめくランドセルが見つかりそうですね。
土屋鞄
価格:64,000円~140,000円(送料無料)
店舗:直営店13店舗、系列店の「キシル」3店舗のほか、29都道県31会場(延べ計43日間)で出張店舗開催(※今年度は終了)
TEL:0120-907-647
2023年度ランドセル工房&メーカー③質もコスパも◎な『池田屋』
(出典:池田屋)
1950年創業の『池田屋』は、専門店としてお子様の立場からランドセルの理想を追求。「子ども思い」をランドセルづくりの基本に、素材、部品、組み立て工程にまで、ひとつひとつに「子ども思い」の工夫と愛情が詰まっています。
『池田屋』ランドセルの特徴
(出典:池田屋)
全モデル、ハイブリッド構造の『池田屋』ランドセルは、牛革だけ、人工皮革だけで作るランドセルでは実現できない「軽さ、丈夫さ、防水力の高さ」が特徴です。
人工皮革は軽量で水に強く、牛革は丈夫でしなやか。
そんなお互いの良いところをミックスして適材適所に素材を配置することで、軽量で強度に優れ、防水力の高い理想のランドセルが誕生しました。牛革も、人工皮革も、全モデル同じ構造どれを選んでも機能・性能は全く同じ!
ロングセラーのアンティークワインやチョコをはじめ、最近ではラベンダーやスウィートチェリーなどの華やかな色も人気です。
(出典:池田屋)
シンプルなデザインだからこそ際立つランドセルの色。シックで上品な色も、いま流行の人気色も、6年たってもずっと飽きない落ち着いた色合いに仕上げています。
子どもたちを笑顔にする軽やかな背負い心地の秘密は、ランドセルのベルトと背中のクッションに施した「軽く感じる」工夫にあります。
重くない、痛くないから、毎日の通学が楽しい。そんな日常の当たり前を実現するために、素材ひとつ、パーツひとつから徹底的にこだわります。中に水がしみない樹脂フレーム構造で、濡れても大丈夫なランドセルです。
(出典:池田屋)
また、荷物の量に応じて簡単に容量を調節できる収納スペースは子どもたちに大好評です。
強度業界トップクラスの本体強度で、独自の工夫で型崩れしにくい池田屋ランドセルは耐荷重80kg。変形防止板がない一般的なランドセルよりも1.5倍の強度を誇ります。
(出典:池田屋)
工房系ブランドならではの造りのこだわりと、コスパの良さが魅力的ですね。
池田屋
価格帯:5万円台~
店舗:銀座店、横浜みなとみらい店など7店舗各地展示会
TEL:0120-15-8983
2023年度ランドセル工房&メーカー④奈良で作る『鞄工房山本』
(出典:鞄工房山本)
のどかな田園風景が広がる奈良県橿原市に工房を構える『鞄工房山本』では、2023年ご入学用ランドセルの販売を販売しています。
ラインナップは過去最高の全91種類!豊富な選択肢の中からお子さんの好きなランドセルが見つかりそう!
『鞄工房山本』ランドセルの特徴
(出典:鞄工房山本)
素材は、牛革、コードバン、人工皮革の3種類。デザインは、シンプルなものからリボンやお花のモチーフが付いたものまでさまざまです。
「かっこいい」も「かわいい」も、お子様一人ひとりの個性に合わせたランドセルを選べるよう、全91種類のランドセル。
お子様の「これが好き!」がきっと見つかる多彩なラインナップです。
(出典:鞄工房山本)
ランドセルは、これまでと変わらず奈良県橿原市の工房で一つひとつ丁寧に製造しています。中でも革の断面を磨いてニスを塗る「コバ塗り」は、『鞄工房山本』ランドセルの特長の一つです。シャープで上品な印象の仕上がりはコバ塗りならでは。
ランドセルに持ち手を付けるかどうか悩まれる方が多かったことから、2023年ご入学モデルから着脱式の持ち手を採用しました。持ち手をご希望の方はオプションで購入できます。
お子さんが小学校に入学されてから、持ち手を追加で購入も可能です。
(出典:鞄工房山本)
『鞄工房山本』のカラーラインナップにアースカラーの新色「アッシュピンク」と「ミントブルー」を追加。 また、年々人気上昇中の「ラベンダー」を新たにコードバンに追加され全18色となりました。
(出典:鞄工房山本)
『鞄工房山本』は1月に横浜店、2月に梅田店がオープン。これにより、直営店は奈良本店、銀座店と合わせて4店舗に。1月15日からは全国28会場でランドセル展示会を開催しています。ぜひ会場で実際にランドセルを背負ってみてくださいね。
鞄工房山本
価格帯:5万円台~
店舗:奈良本店、銀座店、横浜店、梅田店ほか、全国で展示会を開催
TEL:0744-20-1771
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