世界一高い電波塔、東京スカイツリー!ファミリーに人気のおでかけスポットですよね。
2022年4月より東京スカイツリーの普段入れない特別エリアの見学や、構造、役割などについて詳しく学べる『東京スカイツリーひみつツアー』(以下「ひみつツアー」)がスタートしました!
今回は、楽天トラベル観光体験の取材で、12歳と6歳の子ども、夫の4人で参加してきました♪
ツアーのおすすめポイントや、天望デッキの楽しみ方もあわせてレポートいたします。
目次
東京スカイツリーの裏側に潜入できる!『東京スカイツリーひみつツアー』とは?
4年の歳月をかけて2012年に完成した東京スカイツリーは、今年で10周年!
「ひみつツアー」では、ツアーでしか入れない限定エリアに入り、東京スカイツリーのよりディープな魅力をガイドさんと学びます。
土日の各1回開催で、3歳以上が対象となったツアー。
天望デッキ券もツアーに含まれているため、東京スカイツリーの足元から350mの絶景までを楽しむことができます。
「東京スカイツリー」へのアクセスは、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」、東京メトロ半蔵門線「押上駅」よりすぐです。駅直結なので、これから梅雨の季節でも雨に濡れることなく訪れることができます。
「ひみつツアー」のツアー構成とタイムスケジュール
「ひみつツアー」の集合場所は、1F団体チケットカウンター「前」。
東京メトロ半蔵門線「押上駅」から行く場合、商業施設「東京ソラマチ」を抜けた団体エントランスから入るとわかりやすいです。
団体チケットカウンターではなく、現地ガイドスタッフへお声かけをして受付します。
集合時間は、ツアーのスタート10分前です。
所要時間は約1時間ですが途中で休憩はないため、開始時刻までにトイレは済ませておきましょう。
団体チケットカウンターの奥に、トイレのほか、オムツ替えシートなどのベビーケアルームもありました。
また、QRコードによる参加同意書の提出があるので、時間にゆとりを持って集合場所に向かうと良いですね。
【ツアースケジュール】※日曜参加の場合
10:30 全体の概要とスカイツリーギャラリーの案内
10:45 西鼎(にしかなえ) エリア
11:05 SKYTREE(R)ARCHIVES
11:10 隅田川デジタル絵巻
11:15 天望デッキ
11:30 ツアー終了
ソラカラちゃんとガイドさんから学ぶ東京スカイツリーの基礎知識
まずは、スカイツリーギャラリーの順を追って東京スカイツリーの基本情報を学びます。
「どうして東京スカイツリーを建てる必要があったの?」
「なぜ高さは634mに決まったの?」
「定番のライティングデザインは?」
などなど、公式キャラクターのソラカラちゃんたちの案内とガイドさんのお話に、みんな興味津々。
東京スカイツリーが地震でも倒れない強さのひみつ
地震の多い日本において、震度7でも大丈夫な造りとはどんな構造になっているんでしょう。
強さのひみつは大きく4つあるそうです。
1つは、土台の三角形から高くなるにしたがって円形になる珍しい構造。東京スカイツリー断面図を見るとわかりやすいですね。
2つめは、中心部に直径8mの鉄筋コンクリートでできた心柱(しんばしら)が建っており、外側の構造とは分離しているため、タワー本体の揺れを低減する制振システムになっていることです。
心柱の内部に設置されているものや、残り2つの強さのひみつは、参加してからのお楽しみに。
建設秘話や、東京スカイツリーが電波塔以外の役割も担っていることなど、とても興味深いお話を聞くことができます。
そのままスカイツリーギャラリーを西側まで進むと、東京スカイツリーの避雷針模型が見えてきます。
床に描かれた円形エリアは、頂部のリアルな大きさなんですよ。塔の先端なのに意外と広いことに驚きました!
「ひみつツアー」のハイライト!特別公開の東京スカイツリー西鼎 (にしかなえ) へ潜入
いよいよツアーのハイライトである、普段は入れない限定エリア「西鼎(にしかなえ)」へ足を踏み入れます。
間近で見学できる東京スカイツリーの鉄骨
こちらが東京スカイツリーの足元、巨大な鉄骨です!
時間をかけて丁寧に接着する溶接の跡や、根元部分も間近に観察することができます。
下には、毎日美しいライトアップ演出を行っているパナソニック製のLEDライトも。
記念に鉄骨にタッチをしてみました。
こちらのエリアでは、一部を除き、触れたり写真撮影もOKです。「ひみつツアー」に参加しなければできない特別な体験ですね。
東京スカイツリーを足元から眺めよう
続いて、トラス状の構造体を下から見上げてみましょう。圧巻の光景が広がります。
上部にある円盤状に見えるのが、天望デッキです。
まさに空に向かって伸びる大きな木というイメージ。
また、日本の伝統的造形の「そり」と「むくり」も見ることができます。
「そり」は下に向かって、「むくり」は上に向かってゆるやかに湾曲しているため、見る方向によってタワーのシルエットが異なるという面白さを生んでいます。
西鼎エリア見学の最後に、ガイドさんおすすめの撮影方法を試してみました。
カメラを下に構え、自分たちを入れてトラス構造を撮る方法です。
逆光でなかなか難しいですが、ツアーの記念にぜひチャレンジしてみてください。
東京スカイツリー周辺地域の歴史も学べる「SKYTREE®︎ARCHIVES」
西鼎をあとにしたら、天望デッキへ。
その途中に、2021年7月に4Fフロアにオープンした「SKYTREE®︎ARCHIVES」へ立ち寄ります。
古いマップを見ながら、押上地区の人や文化、産業の歴史についてのお話を伺いました。
こちらのスペースは自由に見ることができるので、ゆっくり見たい方はツアー終了後に訪れると良いですね。
圧巻の世界観を表現するチームラボ「隅田川デジタル絵巻」
お次は、チームラボが手掛けた「隅田川デジタル絵巻」。
実在する世界と架空の世界、過去と未来が混在した東京をアニメーションで表現しています。
隅田川上空に時々現れる千手観音がたくさんの手を回しているのですが、その中の1つが現代的なものを持っています。
ぜひ何を持っているか見つけてみてください。
東京を空から眺める!東京スカイツリーの天望デッキフロア350・345・340
手荷物検査を経て、ツアーのクライマックス「天望デッキ」へ上りましょう。
「天望デッキ」フロアでは、眼下に広がる東京の絶景と共に、200年前に描かれた江戸の眺望に現代の東京が重なるという屏風の紹介や、東京スカイツリーがなぜ都内屈指のパワースポットと言われるかなどの「へぇ~」な知識が得られました。
こちらで「ひみつツアー」は終了です。ここからは各自、自由行動となります。
フロア350の「SKYTREE CAFE」で休憩タイム
約1時間立っていたので水分補給も兼ねて「SKYTREE CAFE」で休憩タイム。
エリア内のみ飲食可ですが、カウンターやイスもあります。
左が「イチゴミルクスカイソフト」(550円・税込)、右が「フラワースパークリング」(650円・税込)です。
高さ350mからの景色を眺めながらの休憩は気持ちが良いですね。
ポストカードは無料!フォトサービス
エネルギーチャージできたら、天望デッキフロアを満喫しましょう♪
いつも列ができている「フォトサービス(フロア350)」では、最高の景色をバックに記念写真を撮ってもらうことができますよ。
台紙付きの大きな写真は有料ですが、ポストカードは無料なんです!これは並ばない手はないですね。
フロア345でハガキを送れる「スカイツリーポスト」
エスカレーターで1フロア降りたフロア345では、お土産ショップの隣りに「スカイツリーポスト」があります。
ショップで切手やハガキの販売もあるので、旅の記念にいかがですか。
「東京スカイツリー」デザインのステキな風景印が押されて届きます。
フロア340でのガラス床でスリル体験
もう1つ降りたフロア340にあるのは、ドキドキのガラス床です。
下がスケルトンなので地上の様子が丸見え!
追加料金で天望回廊へ!フロア445~450
せっかく来たので、別途料金で「天望回廊」へも行ってみましょう。※実際は天望デッキからエレベーターで上がります。
445m~450mを半周上がる形でスロープに沿って空中散歩。
東京で1番高い所に来た証として、「ソラカラポイント」最高到達点の451.2mで記念撮影もおすすめです。
『東京スカイツリー ひみつツアー』は家族で楽しめる社会科見学
『東京スカイツリーひみつツアー』の様子はいかがでしたか。
世界一高い電波塔がどのように作られたのか、強さのひみつなどを学びながら、貴重なエリアから見学することができました。
高さ350mから見る東京の絶景も、タワーの構造や役割などを学んだあとでは、また違った東京スカイツリーを感じられそう。
小さなお子さんでは少し難しいお話もありますが、小学生以上であれば大人と一緒に楽しく学ぶことができると思います。
ぜひ、タワーのひみつを明らかにして、よりディープな東京スカイツリーを感じてみませんか。
『東京スカイツリーひみつツアー』
ツアー代金:5,000円(天望デッキ券+ガイドツアー)
開催日時:土曜16:00~、日曜10:30~
所要時間:約1時間
集合場所:東京スカイツリー1F団体チケットカウンター前
対象年齢:3歳以上
定員:6名~20名
服装・持ち物:歩きやすい靴、飲み物
「東京スカイツリー」
住所:東京都墨田区押上1-1-2
電話番号:0570-55-0634(11:00~19:00)
アクセス:東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」、東京メトロ半蔵門線「押上駅」よりすぐ
営業時間:10:00~21:00
※公開日時の情報です。お出かけの際は公式サイトにて最新情報をご確認ください。
取材協力:楽天トラベル観光体験