オーガニックスキンケアブランド『WELEDA』(以下、「ヴェレダ」)が、サスティナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」とタッグを組み親子で参加できる体験ツアーを開催。
サスティナブルな未来を実現していくためにはどうしたらいいのか。
自分の肌を労わるように、「地球の肌」である土壌も労わって欲しいという「ヴェレダ」思いが込められたツアーです。
子どもたちと一緒に、私たちが環境のためにできることを学べる貴重な機会。
今回、子どもたちと一緒にプレスツアーに参加してきました。
期間限定で開催される「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」体験ツアーの詳細をレポートします。
目次
ヴェレダが取り組むSave Earth’s Skin Project「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」について
1921年に誕生したオーガニックコスメブランド「ヴェレダ」は、創業時から生物多様性とサスティナビリティ、原料生産者とのパートナーシップに配慮し、植物の力が深く息づく製品を生み出しています。
“サスティナブル”という言葉は目にしたことがある方も多いと思いますが、実際にどのような取り組みがされているのかわからない人も多いのではないでしょうか。
企業からの発信だけでは「自分ごと化」しづらい傾向にあることから、「ヴェレダ」では、お客様を巻き込んで「自分ごと化」していく取り組みを行っています。
その中、土壌保護を目的とした「Save Earth’s Skin Project」というグローバルプロジェクトを発足させ、日本だけでなく世界各国で土壌保護を目的とした活動を開始しました。
地球上で海に次いで広いのは土壌。
健康な土壌が海と同じくらいのCO2を蓄え、生物多様性を生み出し気候変動にも大きくかかわる点から、「ヴェレダ」では土壌を「地球の肌」と考えるように。
自分の肌を労わるように、土も大切に労わってほしいという思いが込められたプロジェクトが「#地球の肌ケア」です。
「ヴェレダ」と「KURKKU FIELDS」のコラボ
「ヴェレダ」の本国スイスや欧米では、「Save Earth’s Skin Project」の実施を受け、環境活動家とコラボし、人の肌と土壌をリンクさせた動画や様々なコンテンツを作成、情報を発信しています。
今回、日本でも多くの人に土壌について考える機会や体験ができる場所を提供したいという「ヴェレダ・ジャパン」の思いと、サスティナブルな考え方や取り組みを行っている「KURKKU FIELDS」とのコラボが実現し、体験型ツアーSave Earth’s Skin Project「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」が開催されることになりました。
サスティナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」について
2019年、農業・食・アート・循環をテーマにおいしさや心地よさを提供するサスティナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」として第1期オープン。
豊かさな自然環境で育った食の恵み、農場を満喫できる宿泊、農業体験や自然体験など、魅力あふれるコンテンツを提供。
人間が自然と共生していることを五感で感じられる施設です。
土壌循環が学べる「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」体験ツアー①見学ツアー
「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」体験ツアーは、見学ツアー1時間、ワークショップ約1時間の合計2時間。
見学ツアーは、「ヴェレダ」と「KURKKU FIELDS」2つのブランドの共通点をめぐりながら、健やかな土壌を守る大切さを実感できる内容。
ワークショップでは、土に触れるシードボールづくり、ヴェレダの空き瓶や廃材を再利用したウィンドベルづくりの二つのワークショップがセットになっていて、子どもたちと一緒に楽しめます。
土日はヴェレダスタッフによるハンドマッサージも体験でき、盛りだくさんなツアー内容となってます。
体験ツアーではたくさん歩くので、動きやすい服装で行きましょう♪
まずは、見学ツアーをご紹介します。
「ヴェレダ」が「地球の肌」と考える土壌の循環を学びながらめぐっていきます。
まずは、堆肥作り。「KURKKU FIELDS」内で飼育しているヤギや牛、羊のフンを蓄え、堆肥にして敷地内で使用しています。
「なんかにおいがする人~?」の問いかけに、子どもたちみんな「くさーい!」と返答。
匂いがするけど、堆肥は良い土作りには欠かせないと説明を受けました。ヤギたちは余計な草をたべてくれる大事な存在でもあります。
草を食べ、フンをし、フンを堆肥にし、敷地内で消化していくことで土壌改良の循環が生まれています。
続いて向かったのは、「BEE HIVE(ビーハイブ)」。「ビーハイブ」とは養蜂箱のこと。
ミツバチに住みやすい環境作りをすることで、ミツバチによる自然な受粉を促します。
農作物だけでなく、森の木々などの植物を次世代につなぐ役割を担っていて、ミツバチは地球には欠かせない存在!
敷地内には数か所「ビーハイブ」が設置されていて、数千匹のミツバチが暮らしています。
次に向かったのは、土壌ケアにはかかせない「コンポスト」。「コンポスト」とは、有機物を微生物の働きを活用して発酵、分解させ堆肥を作る仕組みのこと。
宿泊施設「タイニーハウス」内に設置された「コンポスト」には、BBQで残った野菜の食べ残しも入れられています。
掘れば掘るほど、虫がたくさんでてくるので子どもたちも興味津々!生物の数が多いほど早く分解が進んでいき、土へ戻すことが可能。
「コンポスト」は良い土を作り出す循環に大きな役割を担っています。
子どもたち楽しそうに探検しながら道を進んでいくと、着いた先はビオトープである池。
こちらの池は「ヴェレダガーデン」にある池にそっくりな人工的な池です。水辺があると生き物が増え、食物連鎖が生まれるので池はとても大切。
敷地内には数か所このような池があり、生き物を増やす仕組みを作っています。
ここではたくさんの生き物が見られるので、子どもたちは虫かごと網を持って夢中で池の中を観察していました。
続いて、ヤギたちが暮らしている動物ふれあい広場へ。ヤギたちは余計な雑草を食べてくれる大事な存在です。
娘もエサをあげようと頑張って手を伸ばしていますが、なかなかヤギに届かず。ヤギも必死に食べようとしている姿がかわいいですね。
「KURKKU FIELDS」では、ヤギミルクを使用したジェラートを食べることができるので、ぜひ訪れた際は試してみてくださいね!
次に向かったのは、「虫のホテル」。虫たちが冬場をしのげるように設置されています。
こちらの「虫のホテル」は、オーストラリアでは学校でも導入されているもので、虫の生態系バランスを整える役割があります。
「虫のホテル」にはたくさんの虫たちが住み着いているので、子どもたちは覗き込んで観察していました!
暑い中たくさん歩き、見学ツアーの後ワークショップを行う最終地点に到着!
見学ツアーの最後には「有機栽培農法」について説明を受けました。
この広い敷地を活用し、人と植物、虫や動物、土など農場を一つの生き物と考え、循環を続けていくことこそ、先の世代まで健やかな土を受け継ぐことに繋がっていきます。
循環を続けていくためには「ヴェレダ」が提案するように「自分ごと」として一人一人が考えられるようにならなければなりません。
「ヴェレダ」と「KURKKU FIELDS」の思いがつまった見学ツアーは未来を担っていく子どもを持つ親として考えさせられる内容でした。
また子どもたちにとっては自然の中を楽しみながら探検をしているようなツアーで、途中脱線もしながらでしたが、とても有意義な時間を過ごせてました。
親子で環境の問題など考える機会はあまりないので、このような取り組みがどんどん広がっていき多くの人が「自分ごと」として考えられるような未来を築いていければと思います。
土壌循環が学べる「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」体験ツアー②ワークショップ
ワークショップはシードボール作りとヴェレダの空き瓶や廃材を再利用したウィンドベル作りの2つ。
シードボール作りでは、堆肥と土を混ぜてボールを作ります。
土遊びが大好きな子どもたちは率先してお手伝い。
ボールの中に「ヴェレダ」の商品でも使用しているローズマリー、カモミール、ラベンダー、カレンデュラの4種類の種から好きなものを入れて完成!
シードボールは自宅でプランターなどにそのまま入れるだけで育てることができるので、子どもたちが作ったものは大切に持ち帰り翌日一緒に植えました。
芽がでてくるのが楽しみで、毎日水をあげて待ちわびています。
泥遊びの一環でできるシードボール作りは、自宅でもできるのでぜひ実践してみてくださいね!
続いて、ヴェレダの空き瓶や廃材を再利用したウィンドベル作り。
瓶に絵の具を使って好きな絵を描いていきます。
娘はお花を、息子は虫を描いていました。こちらは絵を描いて乾燥させて、ベルとなる紐を通したら完成!
私はあまり手伝わず、子どもたちが進んで取り組んでいました。
完成したウインドベルを見て、とても喜んでいたので家に帰ってさっそく窓際に飾っています。
アップサイクルを学びながら楽しんで行えるワークショップは子どもたちの良い学びの場となりました。
隣のお友達に絵の具を貸したり、シードボール作りがうまくできない子には年齢の高い子がフォローしたりと子どもたちの間でもよい循環が生まれていて見ている親としては嬉しい気持ちに。
親子で学べる体験ツアーなのでぜひ予約をして参加してみてくださいね!
「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」体験ツアー
【開催期間】2022年9月29日(木)〜2022年10月10日(月)
【開催時間】①11:00-/②13:00-/③15:00-
【定員】各回15名
【所要時間】ツアー1時間・ワークショップ約1時間の合計2時間
※入場無料
※体験ツアーは事前予約制です。予約はこちらから。
※場内をくまなく歩きますので、歩きやすい服装でお越しください。
※雨天の場合、開催場所が変更となる場合があります。
※開催期間中の火曜・水曜は施設定休日のため実施いたしません。
親子でサスティナブルな取り組みや土壌循環を学ぶきっかけに
期間限定で開催される「#地球の肌ケア with KURKKU FIELDS」体験ツアーについてレポートしました。
地球にとって肌のような存在の「土壌」への感謝と、自分自身の肌や身体と同じように労わることの大切さを知ることができる貴重なツアー。
サスティナブルな取り組みや土壌循環について親子で学ぶきっかけに、ぜひ家族で参加してみませんか?
KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)
【住所】〒292-0812 千葉県木更津市矢那(やな)2503
【TEL】0438-53-8776
【アクセス】車:館山自動車道 木更津北I.Cより約15分
電車:東京駅八重洲口よりアクシー号(東京ー鴨川線)で約80分、最寄り停留所 クルックフィールズ入り口下車