「BANDAI SPIRITSホビーディビジョン」より、組み立てることで学べる恐竜プラモデル「プラノサウルス」が新たに誕生しました!
発売に伴い、1月21日(土)に「東京国立博物館 平成館」にて「恐竜をつくって知ろう!プラノサウルス組立体験会」が開催され、13歳息子、7歳娘と一緒に参加させていただきました。
道具がなくても作れるプラモデルとは、どんなものなのでしょうか?
「プラノサウルス組立体験会」レポートと、1月21日発売の2つの商品についても詳しくご紹介します。
目次
「恐竜をつくって知ろう!プラノサウルス組立体験会」へ参加!
1月21日発売の「プラノサウルス」シリーズは、それぞれの恐竜の特徴を最新の学説に基づいてプラモデル化した新しいブランドです。
「プラモデルを通して、子どもたちの探求心を伸ばし、ものづくりの楽しさや知る喜びを伝えたいという想いで企画した」と語るのは、「BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン」ゼネラルマネージャーの高橋氏(写真左)。
同・企画開発担当の松浦氏(写真右)は、「小学生をターゲットにした組み立てやすい商品でありながら、骨格や外皮の表現にこだわり、組み立てながらしっかりと学ぶことができるように意識した」と話されていました。
トークセッション:爬虫類・恐竜研究家 富田京一先生×東大王 河野ゆかりさん
トークセッションのゲストには、「プラノサウルス」を監修された、爬虫類・恐竜研究家の富田京一先生と、TV番組「東大王」で活躍されている現役医学生の河野ゆかりさんが登場。
未だ未解明な点が多い恐竜について、世界の発掘場で調査されている先生からお話が聞けるなんてワクワクします。
恐竜について最新研究による解説
まずは、シリーズ第一弾商品の「ティラノサウルス」についてからスタートです。
陸生肉食動物で最大だったと言われるティラノサウルスの大きな特ちょうは、ずば抜けて″噛む力″がすごかったということ。
なんとその力は6トン!人間の約90倍なんですって。
段違いな太さと鋭い歯で噛まれたら、ほかの恐竜たちはひとたまりもありませんね。
また以前の研究では、約9トンという巨体から動きが遅いため、屍肉を食べていたとされていましたが、現在では後ろ脚の3本の指でうまく体を支え、生き物を素早く捕食していたことがわかったそうです。
そういった研究の成果も「プラノサウルス」に細かく再現されています。
同日発売の「トリケラトプス」については、30年前まで体の骨が見つかっていなかったことから、知名度の割に謎の多い恐竜でした。
しかし、その後の発見と研究により、手の甲を外側に向けて小さく前ならえの形で地面に触れていたことが解明されたそうです。
おもしろい姿勢ですね!
そのほかの恐竜についても、貴重な資料を元に富田先生がジェスチャーを交えながら解説してくださったので、子どもたちにもわかりやすかったと思います。
恐竜クイズに挑戦!
恐竜についてのお話のあとは、質問コーナーを挟んで恐竜クイズです。
全問正解者には豪華プレゼントも用意されていたので、大いに盛り上がりました。
問題5問と解説については、プラノサウルス公式サイトに掲載されているので、興味のある方はチェックしてみてください。
「プラノサウルス」を組み立ててみよう
いよいよ、実際に「プラノサウルス」を組み立ててみましょう。
会場で用意されたのは、「プラノサウルス ヴェロキラプトル 組立体験会Ver.」。
袋の中には、骨格と外皮のパーツがそれぞれ1枚ずつと、取扱説明書が入っています。
説明書には、普段プラモデルを触ったことがない子どもでもわかるように、丁寧に手順が書かれていました。
さらに、その恐竜がどの時代に生きて、どれくらいの大きさ、体重だったかや、特ちょうについても一緒に記載されているので勉強になりますね。
娘はプラモデル初心者でしたが、ニッパーでカットしたり、接着や塗装もいらないタッチゲート方式を採用しているため、スムーズに作れました。
また完成後も、外皮がクリアタイプで骨格が透けて確認できるのも良かったです。
組立中は、各テーブルを富田先生や河野さんも回ってくれ、気さくに話しかけてくださったのが印象的でした。
娘は、「初めて作ったけど、難しくなくて楽しかった~」とご満悦。
息子は、普段ガンプラを作っているので、組み立ては簡単に完成し、富田先生に恐竜の寿命はどれくらいかを質問していました。
「ずっと気になってたから直接聞けて良かった!」と嬉しそうでした。
ちなみに、恐竜の寿命はティラノサウルス、トリケラトプス共に約30年。
中には100年以上も生きた恐竜がいたのではないかと推測されているそうですよ。
無料組立体験イベントを全国で実施
体験会で組み立てた非売品「ヴェロキラプトル」を作ってみたい!と思った方に朗報です。
1月下旬より、全国の模型売り場や玩具売り場、イベント会場など約300か所で無料組み立て体験イベントを実施する予定です。
詳細については、「プラノサウルス」公式サイトで確認してくださいね。
プラノサウルス「ティラノサウルス」「トリケラトプス」を作ってみよう
帰宅後、興奮冷めやらぬうちに1月21日発売の「ティラノサウルス」と「トリケラトプス」を作ってみました。
体験会で作った「ヴェロキラプトル」よりパーツが多いので、兄妹で協力して組み立てます。
「ティラノサウルス」組立レビュー
商品名:プラノサウルス ティラノサウルス
価 格:1,430円(税込)
サイズ:全長約210㎜
迫力満点なパッケージの中には、取扱説明書1枚、骨格パーツ1枚、外皮パーツ4枚、シールが1枚入っています。
最初に骨格パーツの頭から組み立て。
形が似ているパーツもあるので、ランナーに書かれた番号を確認し、順番に組み立てます。
骨格ができたら、次は外皮パーツにチャレンジです。
外皮パーツは、近年の研究で羽毛が生えていた可能性から、通常バージョンと羽毛バージョンの2種類より選択できます。
今回は、通常バージョンの外皮で組み立てました。
「アゴが動く~!手が短いっ!」と楽しそう。
こんなに短い手ですが、片手で200㎏も持ち上げられたとか。さすが史上最強の恐竜ですね。
「トリケラトプス」組立レビュー
商品名:プラノサウルス トリケラトプス
価 格:1,595円(税込)
サイズ:全長約150㎜
こちらも、骨格パーツ → 外皮パーツの順番に組み立てます。
細かいパーツやシールもあるので、なくさないように気を付けましょう。
我が家では、目のシールが小さくて、1つなくしてしまいました……。

細いので失敗しないように真剣!
トリケラトプスと言えば、頭にある3本のツノと立派なフリルが特ちょうです。
私も知りませんでした!
富田先生が説明していた、前ならえの手もリアルに反映されています。
動く「プラノサウルス」で恐竜のヒミツを知ろう!
自分で組み立てて、楽しく遊びながら恐竜について学ぶことができる「プラノサウルス」はいかがでしたか。
最新の研究に基づいた、付け替えられる羽毛パーツや、それぞれの恐竜の特ちょうがわかるリアルな造形。
骨格を組み立てることで構造もわかり、外皮を取り付けた状態でも動かすことができるので、本やフィギュアではわかり得なかった細かな関節の動きも確認できます。
このサイズ感でありながら、細部にまでこだわって精巧に再現されている上、プラモデル初心者からでも作れるなんて本当に驚きです!
現在発売しているのは「ティラノサウルス」「トリケラトプス」ですが、今後、3月に第二弾の「ステゴサウルス」、6月には第三弾として「モササウルス」が発売される予定です。
子どもから大人まで楽しめる「プラノサウルス」。今後の展開も楽しみですね!