秋も深まり、日常を少し離れて、のんびり過ごす温泉旅行に出かけたくなる季節になりました。
東京からアクセスしやすい那須塩原は、10月下旬~11月中旬ごろ紅葉の見頃を迎え、一面真っ赤に染まる美しい景色を見ることができる人気のエリア。
そんな那須塩原に、2021年4月に開業した『ゆとりろ那須塩原~滝見の宿』(以下、「ゆとりろ那須塩原」)は、子どもにやさしいサービスがいっぱいの家族旅行にピッタリな宿でした。
今回3歳の息子と滞在してきた様子をレポートします!
目次
東京から2時間弱でアクセス可能な人気温泉地・那須塩原
栃木県那須町に位置する那須温泉郷へは、東京駅から東北新幹線で那須塩原駅まで約70分、そこから無料送迎バス(※事前予約必須)で約40分と、東京から2時間でアクセス可能な週末旅行にちょうど良い場所。
私は、東京から車で訪れたのですが、那須高原の麓に広がる美しい景色を眺めながらのドライブは、なんとも気持ち良いもの。
休憩しながら2時間半ほどであっという間に自然に囲まれた那須塩原へ。
訪れた10月下旬は、少しずつ葉が色づきはじめていました。
春は新緑、夏は避暑地、秋は紅葉、冬はウィンタースポーツと年間を通してたのしめるのも魅力です。
2021年4月にリブランドオープン!『ゆとりろ那須塩原~滝見の宿』
『源泉遺産 那須塩原別邸』として愛された温泉宿が、2021年4月に『ゆとりろ那須塩原~滝見の宿』としてリブランドオープン。
子連れのファミリーが快適に過ごせるキッズルームコンセプトルームや星空を眺める貸し切り露天風呂など、魅力的なサービスが加わりました。
滝が見えるロビーでウェルカムドリンクを
館内に一歩足を踏み入れると、大きくとられた窓からは、美しい滝が流れる様子を正面に見ることができ、宿名の由来はこれだったのか!と納得。
滝見ロビーラウンジには、のんびりくつろげる大きなソファーや子どもがよろこぶ絵本が設置され、家族みんなでくつろげる空間。
外に出れば、さわやかな清流の音や美しい緑に触れることができ、子どものお気に入りの場所となりました。
15時〜21時の間はウェルカムドリンクとして、健康効果だけでなく、美容やダイエットにもよいと知られる果実酢のドリンクを提供。
すっきりとしたさわやかな酸味は旅の疲れを癒してくれます。
そして、滝見ロビーラウンジの24時間フリーコーヒーサービスもうれしいところ。
チェックイン前やチェックアウト後に、緑あふれる中庭を眺めながらコーヒーでひと息つくのも贅沢な時間です。
ロビー横にて浴衣を無料レンタル可能。小さな子ども向け浴衣の用意もあるので、家族みんなで浴衣に着替えれば、たのしい思い出になるはず。
入り口で荷物を運ぶ用のカートを貸してもらい、息子が張り切って部屋まで引っ張ってくれました。
「ゆとりろ那須塩原」の客室・キッズルームコンセプトルーム
「ゆとりろ那須塩原」の客室タイプは、全5種。
のんびりくつろげる和室やリニューアルした洋室など、同行者や旅行のスタイルにあわせて選ぶことができるのも魅力のひとつ。
今回、私が宿泊した「キッズコンセプト[山]」という、“山遊び”がコンセプトの和洋室は、なんと広さ計81㎡。
広々としたお部屋には、滑り台や三輪車など、子どものテンションが上がるかわいいおもちゃが置かれ、3歳の息子は大喜び!
滞在中、滑り台を何百回滑ったかわからないくらい夢中になっていました。
リニューアルされたとあって室内は新しく快適。
ベッドが2台+和室にお布団を敷いて、6名まで宿泊できるので、3世代旅行やグループ旅行にもぴったりです。
お部屋には洗い場付きのお風呂もあり、ベビー全身シャンプーの用意も。
1200年の歴史ある那須塩原温泉を満喫できる「ゆとりろ那須塩原」
1200年の歴史を持つ那須塩原温泉。夏目漱石や与謝野晶子など名だたる文人が訪れ、この地を題材にした作品が多く残っています。
約150カ所ある源泉から、湯が湧き出しているのが特徴。
ひとつのエリアに、泉質や成分の異なる温泉が湧いているのは全国的にもめずらしく、古くから「塩原十一湯(じゅういちとう)」と呼ばれ、関東の名湯としても親しまれてきました。
渓流のせせらぎを感じる大浴場
ぬるめの温度に調整した柔らかいお湯は、子どもと一緒にゆったり温泉をたのしめるのもうれしいポイント。
とくに自家源泉を贅沢にかけ流しを堪能できる岩づくりの露天風呂は、目の前に広がる自然と清流の音に癒される極上の空間。
ベビーバスが用意されているので、赤ちゃん連れでも安心です。
家族みんなでたのしめる貸し切り露天風呂
最上階には、雄大な山々を望む4つの貸切露天風呂を用意。
しかも、お風呂用のおもちゃもあるので、子どもは大喜び。
貸切風呂なら、気兼ねなく家族でのんびり過ごせます。
日が暮れてからは、天気が良ければ手が届きそうな星空の大パノラマを見ながらお風呂を満喫することが可能。
事前予約制45分/3,300 円(税込)~
※こちらは沸かし湯となります。
子連れでも安心!お部屋で味わう「ゆとりろ那須塩原」の夕食
小さな子どもを連れての旅行は、周りへの気遣いなど心配がつきものですが、お部屋で夕食をいただけるとなれば、自分たちのペースでのんびり料理を味わえます。
霜降高原豚のしゃぶしゃぶや揚げたての天ぷらをメインとした創作和食料理は、自然豊かな那須の食材をふんだんに使い、写真に写りきらないほどボリューム満点な料理に大満喫。
とくに、霜降高原豚のしゃぶしゃぶは、口の中でとろけるような食感と上質な旨みが忘れられません。
一足先に食事を終えた息子が、「あそんでくる!」と言ってひとりで三輪車に乗りはじめたのですが、これぞキッズルームの醍醐味。
子どもがたのしめるお部屋は、親の負担も軽くなるので、小さな子どものいるファミリーには最適です。
暮れゆく景色をぼんやりと眺めながら、のんびりといただく夕食は、ママにとってご褒美のような時間でした。
地元食材をふんだんに使用した「ゆとりろ那須塩原」の和朝食
まるで田舎に帰ってきたようなアットホームなお食事処「Satoya」でいただく朝食は、ビュッフェスタイル。
大自然の香りがたっぷりと詰まった食材を郷土料理に仕上げた健康的な料理がズラリと並びます。
とろろや煮物、焼き魚など、体に優しい朝ごはんは、しあわせな気持ちになります。
息子は野菜の煮物の味付けが気に入ったのか、おかわりしていました。
大自然に囲まれた温泉宿「ゆとりろ那須塩原」で心を癒す旅
キッズルームや部屋食など、子連れにうれしいサービスが詰まった「ゆとりろ那須塩原」。
息子は「次はいつ行くの?」と尋ねてくるほど、キッズコンセプトルームが気に入ったようです。
周辺には、自然を満喫できるアクティビティをはじめ、サファリパークやアウトレットなど家族でたのしめるスポットが充実。
宿でのんびりくつろぐもよし、アクティブに観光するもよし。
「ゆとりろ那須塩原」は、様々な旅行スタイルにマッチする多彩な温泉宿でした。
ゆとりろ那須塩原
住所:栃木県那須塩原市塩原1115-2
TEL:0287-32-2110
チェックイン : 15:00 チェックアウト : 10:00
取材協力:ゆとりろ那須塩原