ニューヨークやロンドンをはじめ、世界中から熱い支持を受けるライフスタイルホテル「EDITION」。
日本第一号として、2020年10月にオープンした『東京エディション虎ノ門』は、ブティックホテルの仕掛け人としてカリスマ的人気を誇るイアン・シュレーガー氏と新国立競技場の設計を手掛けた建築家・隈研吾氏のタッグということもあり、大きな注目を集めました。
目次
東京湾と東京タワーを望む美しい「Lobby Bar」
31階のエレベーターホールには、イアン・シュレーガー氏のコレクションである、写真家・渡辺克巳氏が撮影した1960~70年代の新宿歌舞伎町の写真がズラリ。
さり気ないアートが館内に散りばめられています。
地上140m、東京湾と東京タワーを望む美しい「Lobby Bar」は、白を基調としたインテリアに、屋外テラスを含め25種類、500以上もの植物が並び、仏寺の境内からインスピレーションを得たという日本の伝統的な板張り技術「大和張り」との組み合わせが唯一無二の空間を演出。
緑あふれる「Lobby Bar」は、まさに都会のオアシス。
こんなにおしゃれな場所に子どもは連れて来れないのでは!?とも思いましたが、実際に4歳の息子と訪れてみると、その印象が大きく変わりました。
窓際のソファー席は、背の高い植物が目隠しとなり、半個室のような落ち着く空間なので、子連れにもおすすめ。
なんとキッズ専用のアフタヌーンティーメニューもあるそうですよ。
実はキッズウェルカムな『東京エディション虎ノ門』
チェックイン時には、かわいいカートに乗ったウェルカムギフトのお菓子やおもちゃをいただいたり、レストランでは、蓋つきのストローマグや子ども用のかわいいカトラリーがあり、息子が退屈しないようにとスタッフの方が電子メモパッドを貸してくださるシーンも。
想像以上にキッズウェルカムで驚きました!
居心地の良さと非日常感の絶妙なバランスがすっかり気に入り、今回で3回目の滞在となりました。
心躍るモダンな客室でファミリーパッケージプランを堪能
ファミリーパッケージプランでは、大人2名分の朝食と、12歳以下の子ども用に朝食、ランチ、ディナーをプレゼント(大人と一緒に食事をする場合のみ)。
木製のおままごとセットやぬいぐるみ、家庭用プラネタリウムなど、おもちゃの貸し出しもあり、さらにクッキーやドリンクなどのおやつ「キッズトリート」、EDITION限定キッズ バックパックまでついてくるという、子連れにうれしい内容。
有料ですが、EDITIONオリジナルキッズテント(10,000円 税抜)も設置することができ、これには息子が大喜びでした。
今回宿泊したロフトテラスダブルは、広さ95㎡、プライベートテラス約35㎡という開放感あふれる客室。
爽やかな風が吹き込むテラスで、贅沢な午後のひとときを満喫しました。
今回のお部屋にはキッチンもついていたので、離乳食が必要な小さな子どもと宿泊するのにもおすすめです。
こだわりの「EDITION」オリジナルアメニティにうっとり
ニューヨークのスローパフューマリー「Le Labo」によるEDITIONオリジナルのバスアメニティ、ブラックティーの香りにうっとり。
ぜひ体験していただきたいのが、LA BOTTEGA製のEDITIONのバスローブ。
内側がふわふわでずっと着ていたいくらい着心地抜群でした。
なんとキッズ用のバスローブも!
子どもも一緒にホテルでの滞在をたのしめるアイテムがたくさんあり、うれしくなりました。
特別な夜を彩る「The Blue Room」のディナーコース
ディナーは、31階にある「The Blue Room」へ。
その名の通り、鮮やかなブルーのソファーが目をひくおしゃれなレストランは、東京タワーや東京湾を見渡せるランドスケープも圧巻。訪れたときは、まだ明るかった店内も日が暮れるとともにガラリと表情を変え、ムーディな雰囲気に。
植物によってゆるやかに空間が区切られた円形型ソファー席は、プライベート感があるので子連れでも、のんびりくつろぐことができました。
木製のスライディングドアで仕切ることができるプライベートダイニングルームは、個室チャージなしで利用できるということもあり、家族や友人との大切なシーンにも重宝しそう。
旬な食材を使った魚料理と肉料理を楽しめるWメインのシェフおまかせ5品ディナーコース(16,500円 税サ込)をいただきました。
「さくらフレッシュチーズとグリッシーニ」は、遊び心たっぷりの一品。
そのかわいらしい見た目に息子も「おいしそう!たべたい」とリクエスト。
「和牛テンダーロイン」は、ジューシーなお肉と旨味が凝縮されたコンソメスープの見事なハーモニーを奏でます。
料理のテイストに合わせたドリンクをたのしめるペアリングもおすすめ。
授乳中でお酒が飲めない…というママにも朗報です!
「ゼロプルーフペアリング(ノンアルコール)」というすばらしい選択肢があり、ワインボトルに入った台湾高級茶「ロイヤルブルーティー」やノンアルコール赤ワインが、食材の五味をさらに引き立てる重要な役割を担っていました。
息子はキッズメニューの中から、ミニビーフバーガーを注文。
ずっしりと肉厚なハンバーガーは、食べ応え抜群です。
シグネチャーカクテルバー「Gold Bar at EDITION」でご褒美時間
©エディション
2022年4月29日、ホテル1階にオープンしたシグネチャーカクテルバー「Gold Bar at EDITION」も気になるところ。
黒大理石の暖炉やバーカウンターや「焼杉」からインスパイアされた黒塗りの木材がラグジュアリーな雰囲気を演出。
バーディレクター・齋藤秀幸氏がプロデュースするここでしか味わえないドリンクや季節ごとに入れ替わる地元の料理人によるフードにも期待が高まります。
こちらは宿泊者でなくても利用可能なので、育児と家事で毎日忙しくしているママのご褒美時間として訪れたいものです。
『東京エディション虎ノ門』の贅沢な朝食
朝食はインルームダイニングを選択。テラスで爽やかな空気を感じながら、いただく朝食は、ホテルステイの醍醐味。
『東京エディション虎ノ門』のルームサービスでの朝食は、和朝食とコンチネンタルブレックファースト、ヘルシーブレックファーストから選べます。
私は普段、洋食を選ぶことが多いのですが、以前『東京エディション虎ノ門』に宿泊した際にいただいた和朝食が忘れられないおいしさだったので、今回も和朝食をセレクトしました。
これまで食べた和食の中でもトップレベル!
朝食とは思えないくらいの品数の多さ、素材にこだわり、丁寧に作られた料理は、目で見て、舌で味わって、感性を刺激します。
季節によってメニューが変わるのですが、今回は「菜の花の煮物」と「厚揚げのおひたし」が、印象的でした。
息子はキッズメニューから、パンケーキをオーダー。
スフレタイプのふわふわのパンケーキに、生クリームと洋ナシのコンポートをたっぷりとつけ、朝から大喜びでした。
ブルーのライトが幻想的な『東京エディション虎ノ門』のプール
チェックアウトが12時なので、お部屋でのんびりとくつろぐのも、プールやスパを満喫するのもよし。
ブルーのライトが幻想的なプールは、予約制で、4歳以上から利用可能。
温水なので1年を通してたのしむことができるのですが、1.35~1.4mと深さがあるので、子どもと利用する際は、注意が必要です。
スイムキャップが必要になるのですが、レンタルもありました。
プールの他には、テクノジム搭載の24時間営業ジムやスパもあるので、子どもがお部屋やプールで遊んでいる間に、大人は交代でたのしむのも良いかもしれません。
親子でたのしむ『東京エディション虎ノ門』でステイケーション
一歩も外に出ることなく、しあわせな香りに包まれ、都心とは思えないような幻想的な空間でリフレッシュすることができました。
非日常感を味わえ、子連れにもやさしい、ホスピタリティーを感じる『東京エディション虎ノ門』。何度訪れても、新しい発見があり、いま一番お気に入りのホテル。
今年オープン予定の『東京エディション銀座』にも期待が高まります。
東京エディション虎ノ門
住所:東京都港区虎ノ門4-1-1
TEL:03-5422-1600