1300年前から続く日本最古の湯、島根県 玉造温泉をご存知ですか?
『出雲国風土記』にも登場し、神の湯と呼ばれる美肌の聖地でもあります。
そんな玉造温泉の数ある旅館の中でも、今回ご紹介する「星野リゾート 界 出雲」(以下「界 出雲」)は、全室露天風呂付き。歴史ある温泉を、客室でお子様と一緒にゆっくり楽しめるのが魅力です。
本格的な湯治体験のほか、地域文化を学べる「ご当地楽」など、さまざまなアクティビティで地域の魅力を発見できる星野リ
食事には地場の食材を使った郷土料理も味わうことができ、お子様連れファミリーにとっては旅を通じた食育にもなります。
今回、2歳半の息子を連れ、私たち夫婦と母も含めた親子三世代での温泉ステイを体験してきました。
現地でのさまざまなアクティビティーや、ホスピタリティー溢れる精鋭スタッフによるおもてなしをレポートします。
星野リゾートが手がける温泉旅館ブランド「界」
全国17ヶ所(2021年5月時点)に展開する星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。
お客様がゆったりと過ごせるように客室数を少なくし、選び抜かれた小さくて上質な温泉旅館だけが「界」と名付けられています。
各旅館では精鋭スタッフによる地域や季節ならではのおもてなしと、温泉効果を高める入浴法をはじめ、温泉を楽しむための「うるはし現代湯治」体験を提案。
地域の文化を体験できる「ご当地部屋」(ごとうちべや)」や「ご当地楽(ごとうちがく)」を通じて、小さなお子さまがいるご家庭の旅育にもおすすめの温泉宿です。
「界 出雲」が子連れ温泉旅におすすめな3つの理由
子供と温泉ステイを楽しめる客室・施設
界 出雲の客室には全室露天風呂、シャワー、トイレがついているため、客室内だけでも十分満足して過ごすことができます。
また、キッズアメニティーも揃っているため、あれこれ準備せずに安心して宿泊することができます。
施設内には日本庭園や湯上がり処、大人がちょっと一息付いて読書を楽しめるライブラリーなどもあり、それらはすべて館内着(作務衣)のまま利用できるのもリラックスできて嬉しいポイントです。
子供と日本文化を学べるアクティビティ
記事後半でもご紹介する通り、地域文化を学べるアクティビティがとにかく豊富。
もちろん、小さなお子様も参加可能で、旅育にもぴったりです。
こちらは茶室での一枚。
今回2歳半で息子はお茶デビューを果たすことができました。
キッズフレンドリーなスタッフとおもてなし
界 出雲のスタッフの皆様はとにかくキッズフレンドリー。
食事での細かな気遣いはもちろん、館内で過ごす際にも最高のホスピタリティーでおもてなしをしてくれます。
息子はスタッフの方のご好意で、池での鯉の餌やりに夢中。
子供と一緒の旅行では、ご機嫌を損ねてつい騒いでしまったりする場面も多く、親はひやひやするかと思います。界 出雲では、家族みんなが気持ちよく過ごせること間違いありません。
「界 出雲」の子供とくつろげる露天風呂付き客室
界 出雲のご当地部屋「出雲匠の間」
今回私たちが宿泊したのは、界 出雲のご当地部屋。
2フロアに渡る全24室の客室のうちたった1室、世界でもここ界 出雲にしかない「出雲匠の間」です。
扉を開けると広い玄関には大人用の館内履と子供用の下駄が用意されています。
靴を脱いで、お部屋で寛げるもの日本の温泉旅館の醍醐味です。
特に、ハイハイ期や床で遊びたがる小さなお子様がいるご家庭には嬉しいですよね。
計5名まで宿泊できる客室には、メインの広間に加えて、襖で仕切れる掘りごたつ式の居間があります。
冬はコタツ仕様になるこちらの居間。
寝室とは別にのんびり過ごすことができるスペースは便利でありがたいです。
ご当地部屋の客室には信楽焼の露天風呂が設置されています。
大浴場は小さなお子様(オムツが取れていないお子様)はベビーバスを利用した掛け湯での入浴となりますが、客室内の温泉はお子様でも浸かることができます。
プライベートな空間で、お子様とゆっくり温泉を楽しむことができますよ。
客室内には露天風呂のほか、洗面台、トイレ、シャワーもあります。
和漢生薬成分を使ったシャンプーやトリートメント、ボディーソープなどのアメニティーも用意されているので、大人のバスグッズなど、荷物は最小限で済ませられます。
アメニティーグッズの中には、お土産として持ち帰れる風呂敷も。
こちらは館内での移動時にバッグ代わりにもなります。
付属のガイドに沿って、いろいろな包み方を試してみてください。
界 出雲ご当地部屋を手掛ける「シネマRプロダクト」
地域文化に携わる方々と作りあげることをテーマにした、界ブランドのご当地部屋。
界 出雲では出雲鍛造、石州和紙(せきしゅうわし)、吹きガラス、木工、組子細工の5人の若手職人からなるユニット「シマネRプロダクト」がご当地部屋を手掛けています。
島根県在住の若手工芸職人グループによる、伝統技術と新しい感性が光る作品の数々が室内を飾ります。
シマネRプロダクトは、「インテリア業界のパリコレ」とも言われるパリ開催の世界最高峰インテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」にも過去2度出展。
地域の伝統工芸に触れるのも、旅の醍醐味ではないでしょうか?
子供のうちからいいものに触れる、そういった機会を旅を通じて提供したいものです。
子連れ旅では重要!「界 出雲」のキッズアメニティーをチェック
子連れ旅ではキッズアメニティーや貸し出しグッズなどが、宿選びにおいて気になるポイント。
客室には、ボディーソープやおしりふきなど、子連れ旅の必須アイテムが一通り揃っています。
今回2歳半の息子にはアンパンマンのブロックのおもちゃも貸し出してくれました。
館内着には麻素材のキッズ作務衣。通気性もよく、着心地も良さそうです。
バス・トイレエリアにはステップ、トイレ用の補助便座、オムツ用のゴミ箱も。
必要なものは予約時に事前リクエストし、予めお部屋に設置してもらうといいでしょう。
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