星野リゾートの温泉旅館「界 アルプス」へ!贅沢な田舎体験を堪能する子連れ旅

長野にある星野リゾートの温泉旅館「界 アルプス」と「界 松本」の2施設を巡ってきました。

最初に訪れた「界 アルプス」は、囲炉裏を囲んでいただくおやきや、かまくらでの足湯など、都会ではなかなかできないディープな田舎体験を楽しめる温泉旅館です。

まだ雪の残る冬の信州で11歳と8歳、3歳の3人の子どもたちと楽しんだ1泊2日の滞在をご紹介します。

信州での田舎体験を楽しむ「界 アルプス」

黒部立山アルペンルートの玄関口である長野県大町温泉にある「界 アルプス」。
「信州の贅沢な田舎体感」をコンセプトとする「界 アルプス」は、敷地内に足を踏み入れたとたんに昔ながらの温かな田舎町の雰囲気が広がります。

子どもたちはこの雰囲気を逆に新鮮に感じるようで、まるでテーマパークに遊びにきたかのようにはしゃいでいました。

雪国ならではの雁木造りのアーケードを通ってフロント棟へ。
落ち着いたロビーでチェックインをし、贅沢な田舎体験が始まります。

ロビー奥にはたくさんの本が揃う「トラベルライブラリー」。
ちひろ美術館が、近く安曇野にあることから、いわさきちひろさんの絵本も多く揃えてありました。

ゆっくりと読書を楽しむ親子時間。
普段は忙しく過ごす中、こういった時間も旅の醍醐味だなと感じます。

囲炉裏でのあたたかなおもてなしに触れる「ご当地楽」

田舎体験の始まりは、「界 アルプス」の象徴ともいえる囲炉裏でのご当地楽。
この昔ながらのあたたかな風景に会いたくてここを訪れる方も多いのではないでしょうか。

冷えた身体を囲炉裏の火で温めながら、熱々のおやきと黒豆茶のおもてなし。
「よく来たね。」と、ご主人の優しそうな笑顔とお言葉に心もすっとほぐれていくようでした。

ふるまっていただいたおやきを早速ぱくり。

子どもたちは野沢菜がたっぷりと詰まった熱々のおやきを嬉しそうにほうばっていました。

「昔の人はこうやって囲炉裏で火を起こしてご飯を作っていたんだよ。」
ご主人から囲炉裏のお話や、長野のご当地名物のおやき、お蕎麦についてなど、興味深いお話を聞くことができるとても貴重な時間でした。

ご当地楽「囲炉裏でディープな田舎体験」
おやきと黒豆茶
時間:3:00PM~5:00PM
無料

信州の魅力感じる「界 アルプス」ご当地部屋

滞在を通して地域の文化に触れる「界」の「ご当地部屋」。「界 アルプス」では、全室がご当地部屋「信濃もてなしの間」です。

今回私たちは中庭の奥に位置する2室限定の離れ棟のお部屋に泊まりました。

離れのリビングは、一面雪景色の中庭を見ながら過ごすことができる特別な空間。
土間には、本物の薪ストーブがあり自分たちで組み木をして火をつけることができます。

土間の奥には、地元の作家さんの作品「きりえのアートワーク」が飾られた居間。
この切り絵は、お部屋ごとで1点1点全て異なるデザインという素敵なおもてなしです。

寝心地を追求した星野リゾートオリジナルの「ふわくもスリープ」のベッドが1階と2階に2つずつ。

ローベッドなので子どもと一緒でも心配することなく朝までぐっすりと眠ることができます。

バスルームはグレーとベージュを基調とした清潔感のある落ち着いた雰囲気。お洒落なレインシャワーがついています。

お部屋のシャワーで身体を洗い、大浴場では温泉にゆっくり浸かるだけというのも子連れには便利かもしれません。

「界」オリジナルの館内着は、大人も子どももお揃いの作務衣。自分にぴったりなサイズがあり、3歳の末娘も満面の笑みを見せてくれました。

棟が独立した造りのため、外を歩くことの多い「界 アルプス」では、下駄の用意があります。
一つ一つの細かな心遣いが滞在を快適なものにしてくれているのだなと感じます。

お部屋時間を楽しむ切り絵セット

お部屋に飾ってある切り絵と同じ作家さんのデザインの切り絵セットに挑戦してみました。

初めての切り絵に真剣に取り組む子どもたち。

とっても素敵な切り絵ができあがりました。
旅先で何かを作るのは、思い出になるのはもちろん、家に飾ることでその記憶がずっと残っていくのでおすすめです。

切り絵体験セット
料金:1,300円(税込)
※1日3セット限定

アルプスの雪解けをイメージした「界 アルプス」の雪鍋会席

お楽しみの夕食は、ロビー棟向かいのお食事処で。
個室や半個室の席なので、子連れでも周りを気にすることなくゆっくりとお食事を楽しめます。

冬春特別会席「雪鍋会席」

今回いただいたのが、冬春特別会席「雪鍋会席」。
信州安曇野名物のわさびを自分ですり下ろし、お料理と一緒に味わいます。

1つ1つ辛味や風味、色味も異なるわさびは、力をいれずに優しくするとより良い風味に。
すりながらわさびの香りを堪能していると、1皿目の先付け「ローストビーフと信州サーモンの鳴門」が運ばれてきます。

燻製にされた香り高いサーモンと柔らかい牛肉がベストマッチ。
最初の1皿にふさわしい、旨味がぎゅっと詰まった一品は、おろしたてのわさびがとてもいいアクセントになります。

八寸とお造り、酢の物が盛り合わされた「宝楽盛り」は、まるで絵画のような美しさ。

一品一品手がこんでいて何から食べようか迷ってしまうほどです。
子持ち昆布のぷちぷちとした食感、茄子のすり流しの滑らかさ。
味はもちろんのこと、見た目や食感でも楽しめます。

そしてメインは、子どもたちからも歓声が上がるほど盛り上がった「雪鍋」。
かまくらをイメージしたふわふわの綿あめがお鍋を覆って運ばれてきます。

割り下を上から回しかけると、すっと綿あめが溶け、まるでアルプスの雪解けのよう。
エンタメ性のあるお鍋に子どもたちも釘付けになっていました。

雪解けの後に現れるのは、霜降りのお肉とたっぷりの野菜。
割り下にお砂糖は使われていないのですが、溶けた綿あめでちょうどいい甘みになります。

コースの締めは信州らしい「林檎のシャーベット」。最後の仕上げにハチミツとわさびの香りのヨーグルトソースをかけて大人なスイーツに仕上げていただきます。

甘さと酸味の中に香るほのかなわさびの風味。今まで食べたことのないスイーツは、手書きのチョコプレートとドライアップルで見た目もかわいく飾られていました。

年齢に応じた和食膳

小学生の子どもたちには、天ぷらやお造りが詰まった和食膳。
三段重のかわいい器に入り、一段づつ嬉しそうに開けていました。

未就学の末娘には、栄養バランスも考えられた界のお子様和食膳。
自分用に運ばれてきたお食事をにこにこ笑顔で見つめる末娘は、お姉ちゃんお兄ちゃんの仲間入りをした気分になったのか誇らしげな表情を見せてくれました。

年齢に応じた和食膳を用意いただけるのはとてもありがたいです。

アルプスの山々を楽しむ「界 アルプス」の温泉

「界 アルプス」のある大町温泉郷の湯は、北アルプスの麓に位置する湯量豊富な秘湯・葛温泉からの引湯。

アルプスの山々からもたらされた、約400年の歴史を持つ大自然の恵みの湯を堪能できます。

四季折々のアルプスを眺めながらの入浴が楽しめる露天風呂。
雪化粧の壮大な山々は圧巻でした。

内風呂も窓が広く取られ開放感も抜群です。

刺激の少ない単純温泉なので、肌触りも滑らか。
湯あたりすることもなく、子どもとの入浴も安心してゆっくりと楽しめます。

湯上がり処では、アイスキャンディやそば茶、リンゴ酢が用意されています。
温泉で温まったあとに食べるアイスは至福の時間。
嬉しそうにアイスを食べる子どもたちの笑顔に癒されました。

冬を感じる「かまくら足湯」と雪遊び

冬の「界 アルプス」では、雪遊びを楽しむのも旅の醍醐味。敷地内にはスタッフの方が手作りしたかまくらが2箇所あります。

フロント棟横のかまくらは子どもたちが遊ぶのにぴったり。
かまくらに入ったり、雪だるまを作ったりと時間を忘れて遊んでいました。

本格的な雪遊びを楽しむなら裏のそば畑へと足を運んでみてください。
広大な敷地に広がる一面雪の銀世界。

スコップやソリなどのグッズの貸し出しもあり、手ぶらできても雪遊びを楽しめます。

雪国の温泉旅館で楽しむ「かまくら足湯」

今年からスタートしたとても素敵なイベント「かまくら足湯」。
大きなかまくらの中で足湯を楽しみます。

一緒にふるまわれるのは、大町市の酒蔵、北安醸造で作られている「蔵づくりあまざけ」。

冬の凛と張り詰めた冷たい空気の中、温泉で足を温め、上品な甘さの甘酒をいただくなんとも幸せな時間。
子どもたちとゆっくりと色々な会話ができました。

雪国の温泉旅館で楽しむ「かまくら足湯」
期間:2023年2月1日~2月28日まで
開催時間:6:00PM~6:45PM/7:00PM~7:45PM/8:00PM~8:45PM
料金:1名2,000円(税込・サービス料込)
※要事前予約

「界 アルプス」で贅沢な田舎体験を堪能する子連れ旅を

いかがでしたか?

まるで田舎の親戚のおうちに遊びに来たようなくつろぎと、信州文化を感じる広々としたお部屋。
雪遊びに温泉、美味しいお食事と盛りだくさんな1泊2日の滞在となりました。

都会しか知らない子どもたちにこそ「界 アルプス」でのディープな田舎体験をぜひ!

界 アルプス
所在地:長野県大町市平2884-2
アクセス:信濃大町駅より車で約15分
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊28,000円~(2名1室利用時、税サ・2食付)
※添い寝は3歳まで、1室あたり定員人数まで可。

取材協力:星野リゾート

written by aiko(ディレクター)

【LOVETABI Mamaディレクター】主なテーマ:離島、リゾート、温泉、カフェ


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