横浜といえば、海に囲まれた港町というイメージがある方も多いかと思います。
実は、緑も多く農地にも恵まれていたり、無料で遊べる企業ミュージアムがたくさんあったりとまだまだ知られていない魅力がたくさんあります。
今回は、”ド定番”の観光スポットではない新たな横浜の魅力を4歳の娘と一緒に体験してきました。
横浜って”実は…”という4つのエピソードと合わせてご紹介します。
目次
幻しの「浜なし」の収穫体験ができる「FRUIT PARK YOKOHAMA-芝口果樹園-」
横浜市は大都市でありながら、”実は”市内農業産出額は神奈川県内で1位を誇ります。
果物の栽培も盛んで、横浜市内では、ナシをはじめ、ブドウ、カキ、ウメ、キウイフルーツ、ミカン、ブルーベリーなど多くの果物が栽培され、農業体験や収穫体験に気軽に参加できる農園も多くあります。
今回は、横浜市戸塚区にある「FRUIT PARK YOKOHAMA-芝口果樹園-」に行ってきました。
私たちが収穫体験したのは、幻の「浜なし」。
なぜ”幻”と呼ばれるかと言うと、浜なしは、木の上で完熟させ、食べごろになっているものを収穫するため、農家で直売されることが多くめったにスーパーなどに出回らないからです。
そんな「浜なし」の収穫ができるなんて貴重な体験!
黄色味がかったなしが食べごろとの説明をお聞きして、好きななしを選んで自分でもぎ取ります。
背が届かない娘は抱っこしてもらってチャレンジ!
大きくてずっしりと重量感のあるなしが獲れました。
娘は自分で獲ったなしを嬉しそうに眺めてにっこり♡
普段、都心で暮らしているとスーパーに売っている果物しか見る機会がありません。
実際に木になっているところを見て、農家の方が大事に育ててくれるからこそ美味しい果物が食べられることなどについても話しをしました。
子どもと一緒の収穫体験は、食に興味をもつきっかけにも繋がりとても有意義な時間だと感じます。
「芝口果樹園」の収穫体験は予約不要、収穫した分だけを量り売りで購入できるシステム。
思いついた日にふらっと遊びに行けるのも魅力的ですよね。
なしは9月中旬までとなりますが、9月末頃まではブドウ、10月以降もさまざまな果物狩りが楽しめます。
横浜市内には収穫体験だけでなく、その日にとれた新鮮な野菜や果物を販売する直売所やマルシェなどが多くあります。
遊びに行ったついでに横浜で育った新鮮な食材を購入してみるものいいですね。
FRUIT PARK YOKOHAMA-芝口果樹園-
所在地:神奈川県横浜市戸塚区影取町146
TEL:090−7015−8031
営業時間:10:00~16:00
料金
梨:1kg 1,200円 ※9月中旬頃まで
ブドウ:1kg 2,300円〜3,500円 ※9月下旬頃まで
牧場直営のおいしいアイスクリームが食べられる「横濱アイス工房」
“実は”横浜は日本で初めて牛乳が製造販売された場所。神奈川県はかつては北海道に次いで牛乳生産量が2位の時期もあったほど酪農がさかんだったのです。
現在は、市内に8戸(約240頭)の酪農家が、横浜発祥の酪農の伝統を受け継ぎ、おいしい牛乳を消費者に提供しつづけています。
「横濱アイス工房」は、そんな酪農家のひとつ「小野ファーム」直営のアイス工房。
朝一番の新鮮なミルクを原料にして、毎日おいしいアイスクリームを作っています。
何と言っても一番人気は牛乳そのままの甘みを感じられる「ミルク」。コクがあって後味もさっぱり。
何個でも食べられてしまうほどの美味しさです。
神奈川県内の農家で獲れた野菜や果物を使ったご当地アイスも見逃せません。
いちごが大好きな娘は、海老名産のいちごを使った「ストロベリー」と、「ベリーズミルフィーユ」のWをオーダー。
いちご尽くしのアイスクリームを楽しみました。
店内にはレンガ模様の壁がかわいいイートインスペースがあるので、ゆっくりと座ってアイスを食べるのも◎
お店の外にはカラフルな牛さんのオブジェがあるので、記念撮影してみてくださいね。
そしてもうひとつ”実は”横浜はアイスクリームの発祥地でもあります。
1869年(明治2年)に横浜の馬車道でオープンした氷水店にて「あいすくりん」が販売されたのが始まりだそうです。
横濱アイス工房
所在地:神奈川県横浜市戸塚区上倉田町1457
TEL:045-862-9753
横浜港を眺めながらおしゃれBBQ!「DREAM DOOR YOKOHAMA HAMMERHEAD」
横浜の海沿いにはおしゃれで敷居の高いレストランが多いイメージですが、”実は”キッズフレンドリーな飲食店など、子連れでも利用しやすいスポットが多くあります。
「DREAM DOOR YOKOHAMA HAMMERHEAD(ドリームドアヨコハマハンマーヘッド)」は、横浜港を眺めながらBBQが楽しめる、子連れにもおすすめの場所。
”OUTDOOR LIFEをもっと気軽に、もっと日常に”という想いから、炭火起こしから行う本格BBQを始め、薪割りや焚き火などを手軽に体験できるスポットです。
調理済の食材、BBQグリルや炭、トングなど必要なものは全て揃っているので手ぶらでOK!
準備も後片付けも不要で気軽にアウトドア体験を楽しめます。
開放的な芝生エリアや、横浜唯一無二のグランピングエリアなど、敷地内はさまざまなエリアに分かれ、用途に合わせて選べるのも◎
お外で海を見ながらのBBQも気持ちがよいですが、子連れには靴を脱いでくつろげるおしゃれな個室もおすすめです。
フォトスタジオのようなおしゃれな空間を贅沢に貸切で利用できるので、小さな子連れでも安心。
BBQは4つのセットプランと、食べ飲み放題プランの5つから選択するシステムです。
今回は、牛・豚・鶏と3種類のお肉、野菜がバランスよく入っている「バラエティプラン」を体験。
DREAM DOORオリジナルシーズニングをたっぷり染み込ませたお肉は絶品でした!
娘は鶏肉がお気に入り♡
「お肉おいしいね~」と笑顔でほおばっていました。
この日はとても暑い日でしたが、エアコンの効いた涼しい個室でお食事ができてとても快適でした。
そして、「DREAM DOOR YOKOHAMA HAMMERHEAD」では、お得なドリンク飲み放題プランもあり、バラエティ豊かなドリンクをフリーフローで利用可能できるのも嬉しいポイント。
飲み放題にはビールなどの生ビールを含むハイボールやカクテルなどのアルコールも含まれているのでお得です。
ご飯が終わった後は、デザートタイム。
大きなマシュマロを焚火であぶって焼きマシュマロにしていただきました。
「DREAM DOOR YOKOHAMA HAMMERHEAD」の近くには、子連れに大人気の「カップヌードルミュージアム 横浜」や、今年7月にリニューアルオープンしたワールドポーターズの中にある「VS PARK」などもあります。
BBQと併せて1日横浜を満喫するのも楽しそうですね!
DREAM DOOR YOKOHAMA HAMMERHEAD
所在地:神奈川県横浜市中区新港2丁目7-1 カップヌードルミュージアムパーク内
TEL:045-225-9177
BBQバラエティプラン:6,000円/1人 飲み放題:3,000円、キッズ:1,000円
電車好きな子必見!無料で楽しめる「京急ミュージアム」
「新高島駅」周辺には、再開発によって大手企業の本社ビルや、研究開発拠点が集結し、オフィス街が広がっています。
オフィス街も楽しめる街づくりに取り組んでいる横浜では、1F・2Fを市民に開放することが企業誘致の条件。
そのため”実は”一般市民が無料で楽しめる企業ミュージアムがたくさんあるんです。
今回訪れた「京急ミュージアム」も、そのうちのひとつ。京急グループ本社の1階にあり、入場無料で楽しめます。
入り口から入るとまず目に飛び込んでくるのが、真っ赤な電車の車両! 和初期から活躍した京急車両「デハ236号」が展示されています。
ホームは230形が引退した頃の1970年代を再現。古き良き昭和の時代を感じ、あたたかい気持ちになります。
車両は実際に中に入ることも!
そしてミュージアムの真ん中には、長さ約12メートルサイズの巨大ジオラマがあり、京急電車の鉄道模型が実際に走ります。
実際にある沿線風景を再現しているので、知っている場所や、訪れたことのある場所もあって大人でも見入ってしまうほど。
ジオラマを走行する模型の先頭車両にはカメラが搭載。映像が映し出され、1回100円で本物の800形電車運転台で操作体験ができます。
「出発進行~!!」運転手さんになった気分で楽しみましょう♪
もう一つの娘のお気に入りは、バス運転台を再現したコーナー。
こちらでは、バスの運転士さんの気分を味わえます。
大きなハンドルを握って本当にバスを運転しているみたい!こんなに近くで運転席を見る機会も滅多にないので大人たちも興味深々に眺めていました。
バスの近くには、たくさんの降車ボタン!
いつもは降りるバス停の手前で1回しか押せないのに、ここならボタンが押し放題!!
娘も夢中になって、「ピンポンピンポン」と連続で押していました。
子どもたちがいつボタンを押しちゃうかひやひやと見守っているママたち、ぜひ「京急ミユージアム」で心ゆくまでボタンを押させてあげてください。
「京急ミュージアム」への入場は、1日3回の入れ替え制。
入場は予約不要ですが、事前予約が必要な有料コンテンツもありますので事前にHPをチェックしてみてください。
今回ご紹介した体験は全て予約なしで楽しめます!
京急ミュージアム
所在地:神奈川県横浜市西区高島1丁目2−8 京急グループ本社 1階
TEL:045-225-9696
営業時間:10:00~16:30
休館日:毎週火曜(火曜が祝日の場合は翌日)、年末年始および臨時休館日
※臨時休館日はHPをご確認ください
料金:入場無料 ※一部有料コンテンツ有
子連れで秋の横浜を楽しもう!
まだまだ知られていない横浜の魅力を”実は”というエピソードと併せてご紹介しました。
地元で作られた美味しい農作物が近くの直売所で購入できたり、無料で遊べるミュージアムがたくさんあったりと、とても住みやすい街「横浜」。
秋の行楽シーズン、子どもと一緒に横浜の魅力を感じるスポットにおでかけしてみてはいかがでしょうか。
取材協力:横浜市
参考:横浜暮らしの魅力を伝える「横浜移住サイト」