おうちでも世界旅行を堪能したい!ということで
6歳3歳の息子たちと始めた、親子で楽しむ「おうちで旅育」。
今回はスペインのイスラーム統治時代の建物をを通じて世界の文化をの違いを知る旅育です。
スペインについて学んだ後は、スペイン風オムレツ、トルティーヤを作っていただきましょう!
おうちで旅育の必需品、本(ガイドブック)とスマホ・パソコンの準備はできましたか?
今回の旅のお供のガイドブックはこちら。
それでは旅の始まりです!
目次
おうちで旅育:スペインの基本情報を知ろう
スペインの位置と気候
スペインはヨーロッパ西端の大きな半島、イベリア半島にあります。首都はマドリード。
ヨーロッパの中でも、アフリカ大陸に一番近い国。
気候は地中海性気候で、乾燥していて温かい場所です。
乾燥に強いオリーブの木が多く生え、オリーブオイルの使用は世界一!
あとで、オリーブオイルをたっぷり使ったお料理を作ります。
スペインの言葉
スペイン語の挨拶
こんにちは :Hola(オラ) / Buenos dias(ブエノスディアス)
さようなら :Adios (アディオス)
ありがとう :Gracias (グラシアス)
長男「オラ!わかりやすい!」
次男「オラ!オラ!」
大好きなキャラクターの一人称と同じなのでボーイズはすぐに覚えました。
スペイン観光の特徴
スペインに行ったのは今から15年ほど前。
街を歩くと、ヨーロッパのイメージとかけ離れた独特な文化に驚かされました。
オリエンタルな雰囲気の建物があり、
ヨーロッパらしいお城や教会もあり、
多様な文化、価値観がぐるぐるに混ざり合った不思議な国。
スペインが独特な雰囲気を醸し出す、その理由の一つに、
かつて約800年近く、イスラームの国が統治していたことが関わります。
スペインのイスラーム統治から、レコンキスタ、そして大航海時代の幕開けは
世界史の勉強の中でも特に興味深い部分です!
おうちで旅育:スペインのイスラーム建築を巡ろう!メスキータ、アルハンブラ宮殿
イスラーム教徒が都をおいたコルドバの「メスキータ」
スペインの南部、アンダルシア地方のコルドバに、教会とモスクが混ざった建物があります。
ここはスペイン・コルドバの世界遺産メスキータ。
メスキータとは、イスラム教のモスクのこと。
8世紀ごろにイスラム教の王朝に世界最大級のモスクとして作られました。
その後、キリスト教の勢力が奪還し、キリスト教の大聖堂として利用されたため、
イスラム教のモスクとキリスト教の大聖堂としての二面性を見ることができます。
イスラム教建築の大空間
「円柱の森」と呼ばれる広場は、イスラム教徒がローマの水道橋などを参考にして作ったとされています。
迷路みたいで子供達も興味津々!
キリスト教建築のドーム
この天井はキリスト教らしい天使など人の銅像もあるね。
モスク(イスラム教)と大聖堂(キリスト教)が一緒になっている建物だということ、わかったかな?
動画や画像を見てみよう!
〇メスキータ動画
〇インスタグラム
スペイン最後のイスラム勢力、ナスル朝の王宮「アルハンブラ宮殿」
スペインがあるイベリア半島が、イスラムの王朝に支配された後、
ヨーロッパの人々は「レコンキスタ」という「イスラームの人々から国土を取り戻そう!」という運動をしました。
そこで、イスラム勢力は徐々に小さくなり13世紀にできた最後の王朝がナスル朝。
ナスル朝の宮殿がこのアルハンブラ宮殿です。
敷地内には、イスラムの特徴を持つ建物がたくさんあります。
ライオンの中庭
リンダラハの中庭
アベンセラヘスの間
アラベスク(イスラームの幾何学的文様の反復)があちこちにあってオリエンタルな雰囲気です。
またアルハンブラ宮殿の敷地内には、キリスト教の教会もあります。
サンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会
今日はちょっと難しい話だったけど、イスラームの建物とキリスト教の建物の違いと、
イスラーム教と、キリスト教の特徴を持つ建物がここスペインにあることなんとなくわかったかな?
スペインにはこの他にも珍しい建物があります。
次は、100年以上作り続けてまだ完成していない建物「サグラダファミリア」です。
おうちで旅育:スペインの130年未完成の教会!サグラダファミリア
スペインにはこの他にも珍しい建物があります。
130年以上作り続けてまだ完成していない教会「サグラダファミリア」
1882年に着工し、その次の年にガウディという建築家が主任建築者となり
それから現在までずっと完成せず作り続けられています。
完成まで200年かかるなどと言われていましたが、少し早まり、現在では2010年には内装が完成。
2026年、ガウディ生誕100年完成を目指して進められ、実際に訪れると、あちこちが工事現場のようになっています。
遠くから見るとごつごつの岩のように見えますが、実はこれらは一つ一つ彫刻でできています。近づいてよく見てみましょう。
サグラダファミリアの彫刻
じっくり見ると一つ一つ細かく彫刻が彫られています。様々な人が彫られているね。石の聖書とも呼ばれ、キリスト教の教えをこの建物に刻んでいます。
これら一つ一つを彫っているなんて途方もない作業ですね。
ステンドグラスと天に届く柱が美しい、内部
内装もステンドグラスと天に伸びた柱でできています。ここもまた、メスキータとは違う、森のようですね。
天から光が降り注ぎ、神との一体感を体感できるようにしたそう。
完成予定まであと6年!完成して見に行くのが楽しみだね!!
おうちの旅ごはん:ホクホクのじゃがいもがおいしいトルティーリャ
出典:明治HP
トルティーリャ
フライパンの丸い形のまま焼くスペイン風オムレツ。具にじゃがいもをたっぷり使った食べごたえのある料理です。
(出典:明治の食育~世界のお料理レシピ:スペイン)
たくさんの不思議な建物を見た後は、お料理の時間!スペイン風オムレツトルティーリャを作りましょう!
トルティーリャのレシピ
トルティーリャ 材料
卵5個
塩少々
じゃがいも2-3個(450g)
玉ねぎ1個(200g)
オリーブ油大さじ2
【A】
サラダ油大さじ5
塩小さじ1
<作り方>
①じゃがいもは約5mm厚さのいちょう切りにし、玉ねぎは薄切りにします。
②フライパンに①【A】を入れて中弱火にかけ、蓋をして途中で全体を箸で混ぜながら15分ほどじゃがいもに火を通します。
③ボウルに卵を割り入れ、塩を加えて溶きほぐします。②を熱いうちに一度に加え、よく混ぜます。
④同じフライパンにオリーブ油を入れて中火でよく熱し、3を一度に入れ、全体を2〜3度大きくかき混ぜてから表面を平らにならします。蓋をして弱火にし、5分ほど焼きます。
⑤フライパンを揺すって中身がフライパンにくっつかずに動くことを確認したら、皿などをかぶせてひっくり返し、
フライパンに戻し入れます。縁を内側に押し込むようにして丸く形作り、さらに5分ほど弱火でじっくり焼きます。
⑥まな板などに取り出し、そのまま5分ほどおいて切り分けます。
出来上がり!!
感想は・・・
長男「卵・・・の中に、野菜をすごく感じる。野菜がいっぱいある。
パプリカと、じゃがいも、たまねぎ、が入っている味がする。意外と野菜の料理」
そういえば卵料理は甘い卵焼きが主の我が家。
見た目からして、甘いパンケーキを想像したようで
こんな野菜がたっぷりの卵料理は長男としては衝撃の様子。
次男「ジャガイモがホックホクー!次男ちゃん卵好きなんだよねー。ホックホクーホックホクー♪」
と歌ってご機嫌でペロリ。
レシピ出典
まとめ
たっぷり卵を使ったトルティーリャはオムライスなど卵料理が好きなお子さんにはぴったりのお料理です。
ボリュームたっぷりなので今日の夕飯にも。
スペインの異国情緒溢れる文化を堪能して、トルティーリャでお腹いっぱいに。
フラメンコの曲を聴きながら食べるのも楽しいですね。
ではまた次回も本とお料理で、親子でおうち旅を満喫しましょう!
アディオス!