皆さんはおうち時間にお子さんとどんな時間を過ごしていますか?
今回は、我が家で始めた企画、「おうちで旅育、本とお料理で世界旅」ハンガリー編をご紹介します。
キラキラとヒーローが大好き、世界中の宝物を見たい長男6歳と、
見るものすべて食べたい好奇心の塊次男3歳。
子どもたちの溢れんばかりの好奇心とエネルギー、
旅行に出たくて堪らない母の心を満たす、「おうちで旅育」。
たっぷりあるおうち時間を使って親子で世界を楽しみましょう!
①行きたい国と料理を決め、国の基本情報をリサーチ
行きたい場所と料理を決める
小学校では世界の食べ物が出るらしい!と聞いてきた長男。ワクワクのドキドキ小学校生活、
何より楽しみな給食でを楽しみにしていたのですが、休校となり
「グヤーシュが気になったんだけどなぁ、、、」とがっかりしていたので
第一弾は、ハンガリーのグヤーシュに決定。
旅する国、食べたいものも決まり、ガイドブックや昔の旅の写真を準備して、さあ旅の始まりです。
今回の旅のお供のガイドブックはこちら
さあ、ではハンガリー旅が始まります!
その国の基本情報をチェック!
「この国は暖かいの?寒いの?あいさつは?」
疑問に思ったことを調べてみよう!
ハンガリーの基本情報
【位置・大きさ】
ハンガリーはヨーロッパにあります。首都はブダペスト。
ハンガリーの緯度は45度くらい、北海道と同じくらいだねから、ちょっと寒いね。
大きさは日本の四分の一くらいの大きさです。
言葉はハンガリー語。
【あいさつ】
こんにちは:ヨーナポット
ありがとう:クスヌム
現地の言葉で挨拶をしてみよう!
クスヌム!の響きが楽しくてクスヌムクスヌムを連呼!
国の名産を調べる
ハンガリーはパプリカが有名です。
今回作るお料理「グヤーシュ」もパプリカを使った料理。
南米から伝わったとうがらしを改良してこのパプリカにしたんだって!
真っ赤なパプリカの粉を見て、「真っ赤で辛そう」と、くんくん。
一通り旅先のリサーチが終わると、バーチャル旅へ出発!!
ハンガリーのドナウ川のクルーズ旅で、きれいな景色を見た後、グヤーシュを作ります。
②ガイドブックや写真を見ながらバーチャル旅をしよう!
ガイドブックやスマートフォン、母が旅した時の写真を見て、ブダペストの町を回ります。
ダンボールを船に見立てて、ドナウ川クルーズへ出発!!
ついたらおいしいご飯が待ってるよ!
ハンガリーの首都、ブダペストは、今から600年くらい前にとても栄えていました。
ローマ帝国、オスマン帝国、ハプスブルク家という大きな国などが絡み合って、
大きな戦争で破壊されたりつらい歴史もありました。
その後修復され、かつての姿を取り戻した景色は「ドナウの真珠」と呼ばれる程、美しい街。
早速、有名な観光地を見にいこう!
ドナウ川・くさり橋
今から150年ほど前、ドナウ川に「くさり橋」という大きな橋ができてバラバラだった三つの町が一つになりました。
ブダ王宮
「おうきゅうってなに?」
王様が住んでいたおうちのこと。
今から800年くらい前に、ベーラ4世という王様が作りました。
王宮からの景色もすごくきれいで、最初に見た風景が、王宮から眺める町なんだよ。
聖イシュトヴァーン教会
ハンガリーの初めの王様イシュトヴァーン一世にちなんで名づけられた教会。
中には、王様の右手のミイラがあります。
「ミイラ怖いー、見たいー、、やっぱ見たくない、本物?」
「うっわこれ金???全部金?いくらかるの?100万円くらい?」
(←最大数がこれなのがかわいい。余談)
漁夫の砦
魚を捕る人を「漁夫」っていうんだけど、その漁夫たちがこの辺りの市場、、、お店のようなものを
守ってたから「漁夫の砦」と呼ばれるようになったよ。
「ケーキっぽい」
「うん、ケーキやしゃん」
ケーキに見えるんだね!!
こんな風に、子供たちをお話をしながら旅の写真を見せていると、
写真に写る若かりし頃の母の姿を見て全然違う!と大笑い。
次第にボーイズたちはテンションが上がりダンボール船は難破しかけ、
もはやドナウ川から大海原へ進出し、嵐の中海賊船がやってきたりと
しばらく、大冒険ごっこで大騒ぎします。(小一時間)
騒いでいるうちに母が料理の準備をします。
③旅のごはん:名産パプリカをたっぷり使ったグヤーシュを作ろう。
バーチャル旅も十分堪能して体力も消耗したところで、続いては、お料理!
今回はハンガリーの名物、「グヤーシュ」を一緒に作りました。
グヤーシュ
ハンガリーの国民食、母の味ともいわれる料理です。
赤い色はたっぷり加えるパプリカによるもので、辛みはなくうまみがたっぷり!
(出典:明治の食育〜世界のお料理レシピ:ハンガリー編)
グヤーシュのレシピ
明治の食育(ハンガリー編)のレシピを参考にグヤーシュを作ります。
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<グヤーシュ 材料(4〜5人分)>
牛肉…400g
玉ねぎ…1個(200g)
にんにく(みじん切り)…1片
にんじん…1本(150g)
じゃがいも…2個(300g)
黄パプリカ…½個(70g)
トマト…大1個(200g)
牛脂(またはサラダ油)…大さじ1
パプリカパウダー…大さじ2
【A】
湯…2½カップ
固形スープの素…1個
ローリエ…1枚
塩…小さじ½
こしょう…少々
塩、こしょう…各適量
パセリ(みじん切り)…大さじ1
<作り方>
①牛肉は4cm角に切り、塩小さじ1/3、こしょう少々を振りかけます。
②玉ねぎはみじん切りにします。
にんじん、じゃがいも、黄パプリカは3cm角程度に切り、トマトは1cm角に切ります。
野菜を切るのは子供たち担当。
玉ねぎを切るときは防御眼鏡をするのが長男のお決まりです。
皮をむいたり、下味つけるのは次男の担当。
うまくできるかな。こぼしたって大丈夫!
③厚手の鍋に牛脂を入れて中火で熱し、にんにくと玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがしんなりしたら①を加えてよく炒めます。
全体に赤い色がなじんだら〔A〕を加え、蓋をして弱火で1時間ほど煮込みます。
④牛肉が柔らかくなったらにんじんを加えて10分ほど煮、
さらにじゃがいもと黄パプリカを加えて10分ほど煮込み、
塩、こしょう各少々で味を調えます。
見た目も作り方もほぼカレーです。
⑤④を器に盛り、パセリを散らします。
出来上がり!
「カレーじゃん。でも赤い?なんか辛そう」と匂いを嗅いで、、、
パクリ!!!
白米、醤油大好き和風男子長男は、慎重に口に運び一つ一つ、「パプリカ、トマト、パセリの味」と味の分析中。
「あ!辛くない!お肉が柔らかい!」
洋食大好き次男は、「うん!!しゅきーーー!!」とぱくぱく。
夕飯作りを一緒にできるようになったことに感動し、珍しい味に親子で満足。
帰宅後パパに得意げにグヤーシュ作った!ハンガリー見た!と報告していました。
まとめ
ハンガリーの旅の思い出を描いて締め。
旅の妄想から、お料理までおうちで1日がかりの壮大な遊び^^
子どもたちは海賊ごっこをして自分で作ったごはんに得意げ。
おうちにいながら子どもたちの思ってもみない感性に触れたり、成長や変化を感じられ旅の醍醐味を味わえます。
歴史マニア旅好き母が、難しい歴史を嬉々としてテンション上がりながら話している時には
ポカーンとしていますが、いいんです。
いつか、その聞き覚えのある言葉にときめく日が来るかもしれないから。
今は「時間もたっぷりあるしお母さんの遊びに付き合ってやるか」と彼らはきっと思っていることでしょう(笑)
すべて1日で通すと長すぎてお子さんは途中で飽きるかもしれません。
調べる日、旅する日、お料理の日、など分けて、
お子さんの年齢やご機嫌に合わせておうちで世界旅を楽しんでみてくださいね。
子どもたちと妄想ややり取りを楽しみながら、お母さんも楽しいことをして
海外の景色と味に、気持ちがリフレッシュしてもらえたら何よりです!
クスヌム!!