日本の夏といえば、花火、夏祭り、スイカやセミなど、ちょっと懐かしい風景を思い返しませんか?
そして、音色が涼しげな風鈴も、日本の夏の風物詩。
今ではなかなか軒先の風鈴を見かける……なんてこともなくなりました。
それでも、子どもにはぜひ日本の原風景をちょっとでも感じてもらいたいですよね。
新型コロナウィルスで遠出はしづらい時期ですが、涼を求めて風鈴祭りが開催されている水無瀬神宮へ日帰りでお出かけしました。
今回は、子どもも楽しめる水無瀬神宮の風鈴祭りをご紹介します。
目次
水無瀬神宮とは
大阪は、北摂の住宅街に静かに佇む水無瀬神宮。
私も、「近くで風鈴が見られる場所ないかな~」と調べるまでは全く知らなかった場所です。
夏の間、「招福の風」と言われる風鈴祭りが行われていますが、見どころはそれだけではありません。
境内には、日本名水100選のひとつ「離宮の水」が湧き出ており、その取水のために訪れる方もたくさんいらっしゃいます。
水無瀬神宮、夏の風鈴祭り「招福の風」
水無瀬神宮の風鈴祭りでは、境内に約700個の風鈴が並びます!!
あいにく私が行った日は無風で、「ちりーん」という涼しげな音色はなかなか聴けなかったのですが、
見ているだけでも涼を感じることができますよね。
風鈴の短冊には願い事を書くこともできます。(500円/2枚まで)
風鈴祭り「招福の風」は、2020年は7月1日から9月9日まで行われています。
今後の日程は8月8日、9日、10日の3日間限定で、ライトアップもしているそうです。
夕暮れ時のライトアップされた風鈴も風情を感じられそうですね。
また、境内には風車もありました。
神社内に風が吹くとくるくる回る風車。
息子も頑張ってふーっとしながら風車を回していました。
子供の頃に夏祭りで見たような風景にとても癒されますよ。
水無瀬神宮の見所!日本名水100選のひとつ「離宮の水」
(出典:水無瀬神宮)
水無瀬神宮のもう一つの見どころが、境内で取水できる名水です。
こちらの「離宮の水」は、大阪府で唯一日本名水100選に選ばれています。
私たちが訪れた時も、取水場には行列ができるほどの人気ぶりでした。
取水時間は6時から17時と決まっていて、近くにお住いの方はもちろん、遠くからこのお水を求めて来る方も。
1人一回20リットルまでと決まっています。
私たちは風鈴目当てで行って、こちらの名水もたまたま知ったという感じだったので、とりあえず持っていたペットボトル500mlに取水しました。
周りの方は、皆様ポリタンクを持ってきていましたよ!
水筒などを持参すれば、お子様用のお水もいただくことができますよ。
涼しげ!手水舎に浮かぶ「祈願玉(おもいだま)」
近年、寺社の手水舎といえば、花手水が思い出されます。
水無瀬神宮では、「招福の風」の開催期間中、玉手水を見ることができます。
色とりどりの玉が浮かぶ様子はとても涼しげで、ここでしか見ることのできない手水の風景です。
境内で申し込むと、願い事を込めた玉を手水舎で浮かべることができます。(一つ500円)
お子様と一緒に願いを込めて玉を浮かべてあげると、思い出にもなりますね。
水無瀬神宮の風鈴に感じる夏の風物詩
風鈴の音は元々お祓いで使われてたそう。
風に乗ってやってくる災いを祓い、健康と幸福を運ぶ音色です。
新型コロナウィルスが流行っている今だからこそ、風鈴の音に癒され、災いを祓ってもらえるよう願い事をしにいくのも良いですよね。
夏を感じられる風鈴祭り「招福の風」は、今の時期限定の景色です。
ぜひ、日本の夏を感じにお出かけしてみてくださいね!
水無瀬神宮
住所:大阪府三島郡島本町広瀬3丁目10−24
電話番号:075-961-0078
電車:阪急京都本線 「水無瀬駅 」徒歩10分 / JR京都線 「島本駅 」徒歩10分 / 「山崎駅 」徒歩15分
無料駐車場あり