旅を通して子どもと一緒に親も育つ。「旅育」のススメ
こんにちは、LOVETABI Mama代表のRemiです。
「旅育」という言葉をご存じですか?
言葉通り「旅を通して育つ」という意味があります。
今回は、私が思う、「旅育」の魅力をお伝えしたいと思います。
私の持論となりますがそんな意見もあるんだと知っていただければ幸いです。
子どもが幼いころの旅行は覚えてないから意味がない?
子どもが幼いころから旅をしていると
「そんなに小さなときに旅行に連れて行っても、忘れちゃうよ」という言葉を耳にすることがあります。
私は旅の目的は覚えることではなく、その場で感動や思い出を共有することにあると考えています。
私自身、幼いころに両親にたくさんの旅行に連れて行ってもらいましたが、”記憶”になくとも親から話を聞いたり写真を見せてもらうことで、「思い出」を共有し、自分の経験としてしっかり自分の中で”記録”されています。
子連れ旅=子どものための旅行?
「子連れ旅」を計画する際に、あなたは誰を主体に計画しますか?
子どもが楽しめる旅先は?と考える方が多いのではないでしょうか?
私は、子ども”だけ”が楽しめる旅行ではもったいないと思います。
子どもが楽しめて、大人が楽しめて、旅のパートナーである家族全員が「楽しい」「嬉しい」「美味しい」「幸せ」を共有することが旅の醍醐味だと考えています。
「旅育」はどんな効果があるのか?
子どもにとって、旅先は、初めて見るもの、食べるもの、体験することばかりですよね。
親にとって、旅という非日常な空間で子どもの成長に気づくことも多いと思います。
前の旅ではミルクだったのに、大人と同じようなメニューの食事を食べられるようになった。
おむつの頃は大浴場に入れなかったのに、おむつを卒業して一緒に大浴場を楽しめるようになった。
ネンネやハイハイの頃は畳のお部屋やベビーベッドを頼んでいたのに、大人と同じように寝れるようになった。
移動中の寝かしつけや食事で頭がいっぱいだったのに、大人と同じように移動時間も一緒に楽しめるようになった。
大量のおむつがなくなって、荷物が小さくなった。
また、旅には非日常な出会いや感動もつきもの。
自然の中で走り回り、普段見られない動植物や星空に出会えた。
苦手だった野菜が、旅先では食べられた。
旅先の文化体験で、特産品のもの作りを体験した。
日々の習い事とはまた違う、毎回違う感動を得られるのが旅の魅力。
旅先での思い出を話すことで家族のコミュニケーションが広がることも。
旅のハードルを乗り越えて、親も共に成長する
子どもと同じく、親である私たちも、親としてはも子どもと同じ年月しか生きていません。
つまり、子どもと同様に親も成長していくポテンシャルを持っていると思います。
子連れ旅は、準備が億劫だったりトラブルの心配やコストネックなど、乗り越えるハードルもあります。
準備は慣れることで徐々に効率的にできるようになったり、
トラブルへあらかじめ備えることで心配を減らし、
予算に合う旅をリサーチすることで満足のいく旅を実現できます。
山に登らないとその景色が見られないというように、旅に出ないとみられない景色があります。
旅先で子どもの成長を感じるとき、きっと親である私たちも一歩成長しているのです。
旅を消費するんじゃもったいない!旅を通してアップグレードしよう
旅行は楽しい。もちろんそれが一番。
でも、せっかく旅行に行くなら、何かを得たいと欲張ってみても良いと思います。
アクティブに過ごした方が良いと言っているわけではありません。
自然の中でのんびり過ごすことで、リフレッシュすることも一つの成長だと思います。
何もしないでも、昨日より今日は1日成長しているんです。
その1日を非日常な空間に身を投じることで、その成長はいつもより少し大きくなっているはず。
「旅育」で大事なのは、振り返ったときに自分や子どもの変化を感じること。
新しい出会いがあった、美味しいものに感動した、その土地や文化について知識を増えた。
なんだっていい、「ああ、私たち昨日より良くなっているな」と感じる何かが1つでもあれば、
それこそが旅を通して育つ、「旅育」なのだと思います。
子どもだけじゃない、大人だけじゃない、
一緒に楽しみ、学び、成長する旅をしていきませんか?